14.森羅万象
楽由空間から、帰り自宅へと戻る
気分がなんだか、沈んで来る.........
サクに会う前の自分を思い出す
サクに会う前のあの日、私は酷く疲れきっていた......
本当に本当に、全てにおいて.......
仕事も体調が悪く欠勤続きで、体が鉛のように重い、やる気が全く起きない、猛烈に死にたくなる、
自分なんてと悲観的になる、憂鬱で寂しかった毎日、一日中無気力状態が続き、普段できてたことが
、できなくなり自分を責める毎日、仕事仲間とも会いたくない、独りになりたい、真っ暗な部屋が落ち着き、朝が来ると嫌になる
自分は、何のために産まれてきたのかと、深く考え込み、泣く日々........
実家には帰れない苦しみもあった
何より、母さんが幸せなら、それで良いんだと、夜中に歩き実家の窓を見て、涙ながらに見つめていた........
こんなこともあった......
友達(5才年上のお姉さん)には、帰って欲しくなく、心を唯一許してしまった人がいて、泣いてしまう私をハグしてくれた。
嬉しかった.......薬が合わなくて、眠れない私を
優しく励ましてくれた。
「オトちゃん、眠れてないから赤ちゃんみたいになってるんだね.....大丈夫大丈夫」
優しい笑みに、何度救われたか........
何度泣いてしまったか........
感謝しかない........
しばらく合えない日々が続き、寂しさと孤独で、真冬の夜中に、裸足のまま外に出て、薄着のまま、
お酒を飲む。星を眺めては、涙が頬を伝う.........
しばらくして、友達の家まで裸足で走ったが、
お酒が回り、歩いてもたどりつかない........
そのまま、力尽き寝転び、大声でひたすら、名前を呼んだ........
扉から出てきてくれると信じていたが、
おじさんの声がし恐くなる
「ねぇちゃん、大丈夫?こんなとこでさ」
頑張って、動かない体を動かし見上げても誰もいない
幻聴?まさかねと思い、それでも恐くて走り、
転びそうになり、手をつく
獣のように、四つ足で近くの公園まで行き、家までやっとの思いで、歩いて帰る
部屋に入り、そのまま布団に横に倒れて眠った。
翌朝見ると、全身痣だらけで、笑いながら写真を人に送り、トイレで吐く
「飲みすぎた.....合わない酒飲んだから」
ベッドでも吐き、二日酔いになる
「もぅなんで、私は幸せになれないの?私を必要としてくれる人はいつ現れるの......」
「もぅ、なんで、なんで、なんで!!」
気づいたら正座して大泣きしてた自分に気づく.......
「お婆ちゃん!」と何度も大声で、泣き叫びすぎて、咳をしながら、涙を手で拭く
自分の膝を叩きながら、「なんで、なんで、なんで、なんで、なんでか、教えろ!」
「教えろよ!なんで、母さんもお婆ちゃんも精神病で、いつになったら、幸せになれるの!!」
「何か、私は悪いことしたのですか?」
しゃくり泣きに変わる
「そしたら、殺してください!」
「お願いします!」
空咳をする
「私は悪いんです!」
「私のせいで」
泣きすぎて、疲れて横に倒れる
「もぅ嫌だ!、もぅ私は頑張ってるのにさ」
「あの野郎!」
自分の髪の毛を力一杯引っ張った後、泣き崩れる
自分という存在を偽り、生きるのが嫌だった.......
こうしなきゃいけないとか、これが大人
自分は、母を守らなきゃいけない大人だったのに......
子供になりたかった........
子供なのにしっかりしすぎてる、もっと甘えていいんだよと........
日常生活では、長く続いた行為
耳の中を綿棒で血が出ても強くほじくる
これが、快感になっていた。
痛くても止められなかった.......
精神的に追い詰められていた私は
頭の頭皮、後頭部、耳の回り、前髪らへん、
ほぼ全体の頭皮を剥がす行為をした
頭の頭皮を剥がし、又カサブタが出来ては、剥がす毎日で、髪の毛が、ヒジキのようになり、細くなっているのに気づかないくらい、毎日の日課で、仕事中もトイレで剥がす毎日。床を見ると髪の毛が落ちて、白く透明な頭皮や黄色く膿が出た頭皮が、落ちて床を汚す
耳は片耳が腫れて痛く常に聞こえない毎日......
治っても、又やりだすので、キリがなかった.........
職場の人の声にも気づかないくらい、支障が出て、
話したくない自分がソコに居た
仕事には、何度も休み、迷惑をかけてばかりで、
自分を責めていた.......
更に情緒を安定する薬を2倍飲む
本当は駄目だけど、飲んだら大分よくなる
キッチンの前に腰掛け座りながら、
自分は30までに死ぬと言い聞かせる........
やることリストを見ながら、今は死ねないと
独りで呟く
ふと思ったその思いつきが、現実に変わるとは
知らずに、囁く
「私みたいな、私より悲しい生い立ちで、私を必要としてくれる人居たらな.......」
「私の気持ちを理解というより、必要としてくれる人」
「居ないか.......」
キッチンに立つが、茶碗洗いも出来ない、躁状態になると出来るが、今は抑鬱状態だからな........
冷蔵庫には、躁状態の時に買った食材が、ぎっしり
と、詰まってる。幸い腐っては居ない
お風呂には、正直入りたくないが、明日仕事に行くんだと、気合いを入れ、入るが早く出たくなる
急いで洗い、風呂場から出るが酷く疲れる
「もぅ、体力がない」
抑鬱状態になると、食欲、体力など、
躁状態では100とすると、抑鬱状態は20までに下がる
下着を穿き、長袖を着ながら、パソコンを見る
何を見ても楽しくない、意味がないと感じ、見るのを止める
髪を乾かしながら、ため息をつく
手が重いのと、だるい、眠たくて、目を擦る
モコモコのズボンを穿き、歯磨きをするが、
それも又疲れる
電気を暗くして、モッフィーのクマのぬいぐるみを抱き締めて眠りに落ちた..........
その一週間後にドラマのように、サクと出逢うことになるとは思いもよらなかった...........
サクがお風呂上がりに、目の前を通りすぎてき、
思い出すのを止める。今日買ってきたANIQLOのワッフルヘンリーネックTシャツにグレーのボクサーパンツ姿で歯磨きしようとするサクを見て、私も歯磨きをするが、サクに出逢ってから、多少は辛いときもあるが、耐えれる........
前よりは安定してると思う。でもまだ、わからない........
いきなり来るから、いつとは特定出来ないのが、この病気の恐ろしさでもある
でも本当に無理なときは、何かと理由をつけて、会わない.........サクには悪いけど
寝室に入って行くサク
私も寝る準備をして、電気を消す
横になってるサクに
「ズボンを穿いて......寝ないと風邪引くよ.....」
空咳をするサク
「ほら」
加湿器の水を入れに行き戻ってきて、電源を入れる
「髪の毛濡れてない?」
「大丈夫.....」
タオルを持ってきて、サクの髪を拭く
「起きてって.....もぅサクさ冬だよ、なんで頭乾かさないのさ」
寝っ転がるサク
「眠いから.....疲れた」
もう一枚持ってくる
「はい起きて.....」
睡魔が襲うサク
「はい.....」
無意識なのか、指しゃぶりをしている
「クルックルッだね~毛先」
手を離し、寝転ぶサク
タオルを乾かしに行きベッドに入る
「おやすみ....オト」
「おやすみ......」
こっちの方に向いて寝てるサクを見ながら目をつぶるが、しばらくすると何かを吸う音が聞こえ目を開ける。やっぱり指しゃぶりしてる..........
赤ちゃんにしか見えない........
あの日初めて会った時、顔の傷が痛々しく、
内出血や、擦り傷、唇の出血などで、ボロボロだったサク......
殴られても、痛いも言わないし、ボロボロだった......
精神的にも、疲れてると勝手に感じて、なんか自分と似てるなって、思った。
まさに森羅万象に出逢って、サクと出逢ったのだと思う。今のサクは満たされてるのかな?
サクの指をそっと離す.........
離しても再び指しゃぶりをし出す
しばらくしてから、指しゃぶりをやめて、少し口を開けたままにする........
口を閉じさせる私に、口を閉じる
明日は仕事か....そっと目を閉じて、仕事に行きたくないなと感じる。明日の朝は、憂鬱だろう
いつも見てくださりありがとうございます!
森羅万象この言葉好きです!皆さんはどんな言葉が好きですか?




