11.リナのお泊まり
サクが、寝ている間に、家事をこなし終える
小さい頃から、やっているから、私にとっては、お手のもの
だが、ある期間は出来なくなる
病気によって、出来なくなってしまう
そのため、情緒を安定する薬を飲んでいる
サクは、その事を知らない......
サクも正直、私からみると、病んでいる
ただ、病院に行かないだけで.....
サクの場合は、私が隣にいたりすると、安定する
今だって、普通に寝ているのだから
でも、居なくなると、起きてしまい、不安になってしまう
きっと、しっかり寝れてなかったのだろう
サクに会うと、眠たそうな仕草を見せることが、
多少多い気がする
サクの場合、愛情で治せる
私は、そう感じる.........
リナから電話が来る
「なした?」
「ってかさ」
「もぅ、行ってもいいかな?
なんか、こいつと居ると、イライラするから」
「うーん(笑)」
「もぅサクくんでしょ(笑)」
「いや、寝てるからな~」
「引き戸閉めればいいじゃん
それか、サクくんの隣に寝るよ(笑)私が(笑)」
「バカ(笑)」
「もぅ、行ってもいい?真面目に」
「静かにしてくれるなら、いいよ」
電話を切った後、引き戸を閉めながら、
寝ているサクをみて、安堵する
可愛くて、起こしたいくらい、寝顔も全て愛おしい
サクが居ない世界など考えられない
サクの過ごした過去をみると、私の過去なんかよりも、沢山苦しい思いをしていて、正直頑張らないとって、元気が出る
チャイムがなり、玄関を開けに行くと、リナが、入ってくる。少しいつものリナより元気がないが.....
リナとリビングで話し、喧嘩の内容を聞くと、
タイセイから、同居する中で、もっと一人の時間がほしくなった、それと、本気で好きでは無くなったとのこと。あと、他の男性に対して、口説くのも、嫌になった。我慢の限界とのことだった
正直、こんな理由で別れるかなとは、思ったのと、
又、よりを戻すだろうと感じた
「又よりを戻すよ!」
「リナの意見はなに?」
「私が口説くのは、無理だし、それは口説いてるわけではない、むしろお話だよ。タイセイに対して、本気で好きじゃないのは、私もあった(笑)だけど、
離れられないみたいな」
「適当なのは、わかる、だけど、適当じゃないと
無理なんだよね.......」
サクが引き戸を開け、
「オトー」と呼び、リナがサクの前に現れる
ビックリするサクに、リナが引き戸を開けようとするが、慌てて私が、リナに注意し止める
「ダメな感じ?中入ったら?」
「ダメだよ」
「ちょっと、待ってて、サクの所に行ってくるから」
寝室に行き、引き戸を閉め、引き戸の近くで、
待ってるサク
「なんでいるの?リナさん」
「時間違うじゃん」
「タイセイの所に居られなくなったんだって
喧嘩したんだよ」
「うん....」
「ズボンはいて」
ベットの近くにカバンと一緒に置いてあるジーパンを座りながら、足を伸ばし、はこうとするサク
出来ないふりをするのが、バレバレで母性本能を擽る
「オト、出来ない」
「出来るよ!」
わざとに、片足の方に、両足を入れて、マーメイドみたいに、なっている
サクに
「あなたは、マーメイド?」
「違う......」
「サク出来るでしょ?」
うつむくサク
「もぅ、わかんなくなっちゃった.....」
片方の足は、こっちと、優しく教える
もちろん、サクはわかっててやってる
「それで、出来るよ」
立ち上がるサクだが、又かわいい嘘をつく
ウエストのボタンが閉めれないから、
閉めてほしいとのこと
正直簡単だし、サクはできるはず、こないだも
ジーパンで来たじゃないと、思い笑いを堪える
私が閉めてる間のサクの顔が、照れてるが嬉しそうな顔をして、満足気な表情を浮かべている
「終わったよー」
「上も着替えるの.....」
「わかった」
じゃあ、着替えたら来てね
「いやだいやだ.....」
幼い子供にしか、見えないサクに、機嫌が悪くなるのは困るので、サクのいうとおり、新しい黒色のTシャツを着替えさせてあげた
「どう?」
「ありがと」
私の目を見つめて言う
リビングに行き、リナと話す。
サクは又ハンバーグをリナに、振る舞うため、
最後の肉だねを焼いている
「サクくん料理するの?」
「そりゃしますよ!」
自慢気に話すサク
「だってさ、タイセイなんか、料理しないしダメ男だよ、でもサクくんはさ、いいなー」
「いや、俺なんかよりもっと料理上手いやつ沢山居ます!」
そんな二人の会話を聞きながら、ソファーに寝っ転がる
ようやく、焼いたハンバーグをリナの座っているテーブル前に置き、リナが凄く喜んだ笑みを見せる
サクも喜んでる
サクも、ソファーに座りたいと言うので、足を伸ばすのを止め、足を丸めて小さくなり、その隣にサクも座る
美味しそうに、食べてるリナ
「うわ!超上手い!」
「これは、もぅお持ち帰りかな~(笑)」
「ダメだよ(笑)」
「切り方、味付け、形も綺麗だし、サクくんスゲーわ」
サクが喜んでる顔をしてる
良かったね。サク
【リナ】
「でさ、一番2人に聞きたかったことがあって
もぅ、したの?キス」
サクが下を向く
【オト】
「フッとするキスは、私からしたよ(笑)ねぇーサク」
何も言わないサク
「照れるからね、サクは」
【リナ】「かわいい(笑)」
サクが私に、手で口元に✕を作り、話題を変更することに
リナが買ってきたプレゼントをテーブルに置き、
2人が、興味津々で中を覗く
小声で私に話すサク
「これ、俺の好きなプリン」
「いっぱい、入ってるね!」
リナがテーブルに並べていく
お菓子、プリン、アイスクリーム、ケーキ、
ジュース類など
メントスのサイダーを握ったまま、プリンを食べるサクに、可愛くて仕方がない。サクのウルフの横顔に見入ってしまっていた




