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帰還した世界での学園生活  作者: astry
第一部 一年生
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旧校舎地下第三階層

 ユーリが暴走してから日がたち、月が変わり、前回旧校舎地下ダンジョンを第二階層を探索してからもうそろそろ一ヶ月が経とうとしていた。


 旧校舎地下ダンジョン第三階層の道が開かれた。

前回の旧校舎地下ダンジョンの探索は全学年のGクラスを集めて探索したが、ボス部屋に突入したときにほとんど役に立つことができなく終わってしまったのと、人数次第で最奥にあるボス部屋のボスの数が変わるこという反省を生かして、今回は旧校舎地下ダンジョンの探索は少し変わった。

今回は前回と変わらず全学年で探索することは変わらないが、ボス部屋に突入する人物は学園側から指名されることになった。


 今回も寮の掲示板に旧校舎地下ダンジョンの探索のお知らせが張られていた。

さらに突入する場所の振り分けも同時に張り出されていた。


 寮にいる人は誰もが前回のようにはならないように自らを鍛えていた。

しかし、今回ボス部屋に突入する人物が指定されているために、がっかりした人もいたが、今度は第三階層探索メンバーに入っているかどうか一喜一憂する人もいた。

それを少し離れていたところから見ていたイセリアはある光景を見てつぶやいた。


「入試の合格発表に似ているな」

「確かに似ているわね。どこに入っているか見に行きましょうか?」


つぶやきに同調してイセリナがイセリアに近づいてきた。


「私は前回と同じように第三階層探索でボス部屋に突入メンバーに入っているだろう」

「それそもですわね。未知の場所に行くのにダンジョン探索し慣れている人物で最大戦力を適当な場所に配置するのはおかしな話ですわよね」

「イセリナは見に行かないのか?」

「今は人が多いですから人が少なくなってから見に行きますわ」

「そうか。たとえどこであったとしても頑張れよ」

「ありがとうございます。では、ごきげんよう」


イセリナはイセリアから離れ自分の割り振られている部屋に戻っていった。


 イセリアはイセリナとの会話で自分の探索場所は予想はついているが、探索メンバーが誰なのか気になり掲示板へと向かった。

そこにはユーリとジークリンデがそこにいた。

ユーリは少しばかりはしゃいでいるように見え、ジークリンデがそれをたしなめているようだった。

イセリアはなぜそうなったのか軽く疑問に思うものの今回の探索メンバー表を見て予測ができた。

今回の第三階層探索メンバーにユーリの名前が挙がっていた。

さらにボス部屋に突入メンバーにも選ばれていたために、それではしゃいでいたのだろう。


 今回の第三階層探索メンバーは前回と同じく三年生を中心に構成されている。

だけどボス部屋に突入するメンバーはイセリア、ユーリ、エリナ、アモン、シャルロッテの五名だった。

後にこの五人で集まりボス部屋での編成を検討する。

集まった五人の内三人が前衛で一人は後衛、もう一人はどちらもできる。

それ故に編成は簡単に決まった。

前衛はエリナ、アモン、シャルロッテとなり、後衛はユーリがして、残ったイセリアは遊撃にすることになった。



 ついに旧校舎地下ダンジョン第二階層を探索して一ヶ月が経ち、リフトが第三階層へ降りれるようになった。

第三階層探索メンバーが先に行って降りる。

降りた先は第二階層と変わりがなかった。


(降りたら先が極寒とか灼熱とか期待したんだが、そういうことはないか。それともまだ・・ないのか。師匠たちが作ったダンジョンだ。この先何があるかわからない以上、常に緊張感を持たないといけないな)


イセリアは第三階層の扉の前に立ち、周りにいる人たちを見渡してから扉を開ける。

扉の先には大広間が広がっており、そこには樽に手足をつけた存在がそこら中にいた。

それを扉の先から見ていた人たちは、


「あれは樽か」

「いやドラム缶だ!」

「違う!メ○沢だ!」


各々、中にいる存在について口にする。

イセリアは開けた扉を閉める。

イセリアの行動に突入しようとしていた人たちは止まり、扉を閉めたイセリアに詰め寄る。


「なぜ扉を閉めた」

「もし見つかったらあいつらはこちらに突撃してして来た」

「それならただ迎撃すればいいだけではないのか?」

「戦うならあいつの情報があるか無いかではこちらの被害が全然が違う」

「どういうことだ?」

「今から説明するからちゃんと聞けよ」


 イセリアはさっき見た敵の情報をここに居る全員に話す。


 樽みたいな敵の名はメカラッタ。

姿は樽に手足をつけたような姿をしている。

特徴は近くに敵がいるのと倒されたときに自爆することである。

さらに敵を見つければ自分から突撃してくるので質が悪い。

つまり迎撃のために近距離戦を挑んだ場合自爆されてこちら側に被害が出てしまう。

メカラッタは色のによって性能が違う。

色が塗られていない物を基本に、緑なら広範囲の爆発、赤なら爆破範囲が小さくなる代わりに威力が高い、グレーなら子機を出して包囲して爆発する。


 イセリアから敵の情報を教えられた探索メンバーはイセリアが止めていなかったら怪我では済まなかったことに礼を述べた。


「こちらに被害を出さない方法はいたって簡単、魔法を使って距離を取って戦うこと」

「だが、中どれだけ広いかわからない以上、無駄撃ちだけはするなよ」

「では、扉を開けて今度こそ突入するぞ!」

「扉を開けろ!イセリア!」


 イセリアは先輩たちの指示を受けて扉を開ける。

そして、なだれ込むように捜索メンバーは中へと突入する。


 大広間に入って最初に攻撃を仕掛けたのはユーリだった。

ユーリは突入時には詠唱を始めていて入ったときに目につくメカラッタにセレスティアル・ローサイトを叩き込む。

これにより入口から見えるメカラッタは全滅した。

しかし、ここの大広間はとにかく大きい。

入口から反対側の壁が見ることができないほど大きいだけではなく左右の壁も見ることができないほど、ここの大広間は大きい。

第三階層探索メンバーは広がりながら、この大広間を探索する。

時に爆発音がこの大広間に鳴り響き、メカラッタは音につられてそこへ目指そうとする個体も存在した。

メカラッタを倒しながらこの大広間をある程度探索するとこの階層がどういうものかが見えて来た。

この第三階層は上の階層とは違いこの大広間だけだった。

第三階層はこの大広間だけ、通路もなく安全地帯らしき場所はない。

故にボス部屋に突入するメンバー以外は入口まで戻りそこで待機することになった。


 それからしばらく探索を続け、ついにボス部屋と思われる扉を発見された。

ボス部屋の発見した情報はすぐボス部屋に突入するメンバーに報告され、位置データが送られてきた。

送られてきたデータを見たイセリアはすぐに送られてきた場所へと向かった。

イセリアがボス部屋の前に来たときは他のメンバーも来ており、イセリアが最後となった。


「イセリア、あなたが最後よ」

「そのようだな。アイテムの確認が終わったら、ボス部屋に突入するぞ」

「今回はどんな敵が現れるんだ?」

「たとえどんな敵が現れようとただ倒すのみ」

「行こう!ボスを倒しに」


 イセリアたちボス部屋に突入するメンバーは扉を開きボス部屋へ突入する。

そこも先月変わらず五人がボス部屋に突入してから警報が鳴り響き光がイセリアたちを包み込む。

光が晴れたときにボス部屋の形が変わっていることにイセリアは気がついた。

ボス部屋の中が物凄く広くなっていた。

今回もいつも通りに魔法陣が現れ、ボスが召喚される。

だが、魔法陣が現れた場所は部屋の端の方で一つだけだった。


 魔法陣から現れたボスを見たイセリアはそのボスの名前をつぶやく。


「ガイニー・トレインだと、厄介な奴が出て来たもんだ」


ガイニー・トレイン、それはどういった存在か?

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