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帰還した世界での学園生活  作者: astry
第一部 一年生
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第一階層ボス戦・・・ガーゴイル再び

ユーリ視点です

 わたしたち一年生と一部の二年生は第一階層を再び探索していた。だけど最初の大広間以外目新しい物は何もなかった。

最終的には全員第一階層のボス部屋の前に集まり、一応何かあるといけないから装備とアイテムの確認をしてからわたしたちは一か月前くぐった扉をくぐり大広間へ入っていきます。


 またここで一か月前と同じくここの大扉が閉まり警報が鳴り響き一か月前と同じようにバトルフィールドが形成され、そこで前に倒したはずのガーゴイルが再びわたしたちの前に現れたのです。

一応、警戒していたとはいえ本当に出てくるとはわたしは思わなかったのです。

今回出て来たガーゴイルの数はわたしたちの総人数を上回る程でした。


 最初の内は相手との数はあまり関係がなく一進一退の攻防が続いた。けれど、時間がたつにつれて数の差が少しずつ表れ始めました。

わたしたちに油断があったのだと思います。

前に一度倒したことが油断につながったのだと思います。

今思えば前はガーゴイルの半数をイセリアが倒し、残りはわたしたちが倒しました。と言っても残りのガーゴイルもイセリアから貸してもらったアームドシールドを使い倒したので正攻法で自力で倒しとは言い切れないのです。

わたしたちは少しずつ防戦になりつつあり、ガーゴイルを一体も倒せないでいるところにわたしはイセリアに連絡を取って倒し方もう一度教えてもらうことにした。

連絡がつくかどうかはわからなかったけど、通信装置がイセリアとつながった。


『もしもし』

「イセリア!一階のボスってわたしたちが倒したはずだよね!」

『そうだが、もしかして』

「復活しているの!!」

『ユーリ落ち着け、対処法は前に言った通りガーゴイルを下へ引き摺り下ろして頭か胸部を攻撃してコアとなっている魔石を破壊しろ。そうすれば倒せる』

「数がこちらのメンバー多いけどやってみる」


わたしはイセリアとの通信を切って、ガーゴイルに向き直る。

まだ大けがした人はいなかったけどこのままいった場合、間違いなく出る可能性がある。

すぐさまわたしはガーゴイルの倒した方を先輩たちに教えて、イセリナ様たちと連携と作戦の見直しを図り、ガーゴイルと対峙しなおす。

その後、イセリナ様の指示の元、態勢を立て直し、ガーゴイルとの戦いを仕切り直すことができた。


「遠距離攻撃でガーゴイルの翼を壊します。落ちたところを集中攻撃してください。攻撃開始」


 わたしは遠距離魔法が使えないけどイセリアから渡されたビームライフルと三日前にイセリアから渡されたファントムの武器であるシールドとシールドに取り付けられたレーザーガトリング二挺を使いガーゴイルを次々と撃ち落としてゆく。

だけど、ガーゴイルを撃ち落とした後、魔石の破壊に手間取っているために撃ち落としたガーゴイルは翼を修復してまた空へ飛びあがる。

そもそもガーゴイルは翼を壊して地上におろしても接近戦ができるようになっただけで戦闘力はあまり落ちていない。それゆえに魔石破壊班はガーゴイルを倒すのに手間取っているのだ。

それでも空から一方的に攻撃されことがないだけましですけど。


「落としても落としてもきりがない」

「リンデたちが頑張っています。こちらも頑張りましょう。リンデたちのおかげでガーゴイル数は減ってきているのですから」


 そう少しずつではあるがリンデたちのおかげで数は減っている。

魔石の場所は頭と胸部できるかぎり集中攻撃しようとしているが、うまくいっていないけどそれでも魔石を破壊することに成功しているのだ。

ときにわたしが撃ったビームが翼に当たらず頭に当たり頭を半壊させてそこから魔石をむき出しになったことで魔石の位置が分かったりもした。


 それから皆の頑張りによりガーゴイルの数が減ってゆき、なんとかわたしたちの総人数の半分までガーゴイルの数を減らしました。

そこからガーゴイルの行動に変化が起きたのです。さっきまでガーゴイルは大きな爪で接近して攻撃した後すぐに空へと離脱していたけど、変化してからは魔法や火炎弾を使ってくるようになりました。


「魔法!ぐわっ!」

「エミル!!」


 エミルの真下からとげが現れてエミル空へ打ち上げそこをガーゴイルたちは火炎で追撃してきます。

エミルに火炎弾が当たらないよう火炎弾を撃ち落としましたが何発かエミルに火炎弾が当たり、そして、地面へとたたきつけられました。

イセリナ様がすぐにエミルに駆け寄り治療を開始します。

ガーゴイルたちはわたしたち同じように数を連携で補おうとしてきます。


 それからわたしたちは更なる苦戦を強いられます。

相手の魔法により下からの攻撃に警戒しながらガーゴイルの風魔法に爪にも警戒しなければならない。

まるで上と下から同時に攻撃されているよう。

今ではわたしたちの方が数では勝っていても関係が無いかのように。

そのせいで相手に態勢の立て直されてしまいました。


「見事に立て直されましたわね。最初に下手に体力を削ってしまったのがここにきてしまいましたわ」


 イセリナ様は大量の汗を流しながら言います。イセリナ様は前衛と後衛を行ったり来たりし更には怪我の治療と走り回っています。

こちら側が崩れないのは彼女のおかげと言わざる言えません。

周りの人たちも体力がなくなりつつあります。いまだに最初のように動けるのはわたしとリンデだけです。


「ユーリ、このままでは」

「全滅ですか」

「ユーリはイセリアからここで一発みたいな術を教えてもらっていないのですか?」

「イセリアから教わったのは術の基本ぐらいで一発みたいな術は教えてもらってないの」


 イセリアから教えてもらったのは基本だけでどうやったら術が発動するのかぐらいでまだ戦いに関係ない基本的なものしか教わっていない。

皆が疲弊していく中、わたしは何かないか考えながら戦う。そこで一か月前、イセリアがファントムに使った術をわたしなりに再現してみようと思いました。

神霊術の発動はその術に対するイメージが大切であることそれは魔法と変わらない。よく思い出せわたしイセリアが使った光の柱が降り注ぐその術の名前と詠唱文は、


「其は忌むべき芳名にして偽封の使徒、神苑の淵に還り、その諷意なる封印の中で安息を得るがいい、招かれざる者よ!セレスティアル・ローサイト!!」


 イセリアの詠唱文を思い出し詠唱して天に腕をかざして術名を言いましたが、何も起きませんでした。

いえ何も起きなかったというのは違います。

一応、術は発動しました。確かにわたしがイメージした通り光の柱が降り注ぎました。だけど、光で()()()()()の柱が降り注いだだけでガーゴイルに対してダメージが入らなかったのです。


「な、なんで!!!イセリアのはファントムに対して効果があったのに!」

「お前!」


そこで先輩の一人がこちらに駆け寄り声をかけてきます。


「お前!今のは何だ!今の光の柱に飲み込まれた奴らは目らしきところを押えてのたうち回っているぞ。もう一度今の魔法を頼む。その隙に俺たちが攻撃する」

「今の術は本来、光が相手に降り注ぎ最後に太い光が相手を飲み込む術なんです。なんでうまくいかないんですか」


それを聞いていた先輩はわたしにアドバイスをくれた。


「たぶんそれは、相手をどうしたいイメージが欠けていたのだろう。だからダメージは入らず目を潰す程度になったんだろう」


 確かにさっきのイメージは光の柱が降り注ぐイメージしかしていませんでした。今度は光が相手を貫き最後は太い光が相手を呑み込み消し飛ばすイメージを固めていきます。

ガーゴイルはわたしの詠唱を止めようと私に集中攻撃してきます。


「ユーリはわたしが守る!!!」


リンデがわたしの前に立ちガーゴイルの攻撃から私を守ります。それでもわたしの真下から出て来たとげは防げず、わたしは空中へ飛ばされます。


「ユーリ!!!」


 空中に飛ばされたわたしはどうやら空中にいるガーゴイルより高くいるみたいで、ガーゴイルがどこにいるのかよく見えます。

ガーゴイルたちはわたしに対して火炎弾を放とうとしてきます。

そして、わたしはイメージしました。ガーゴイルだけを貫き飲み込む光を、そのイメージを乗せて再び詠唱し術を放ちます。


「其は忌むべき芳名にして偽封の使徒、神苑の淵に還り、その諷意なる封印の中で安息を得るがよい、招かれざる者よ!セレスティアル・ローサイト!!」


 今度はイメージ通り、降り注いだ光がガーゴイルたちを貫き最後は降って来た太い光がバトルフィールドにいる全てを飲見込む。

そして、光がはれてそこにはみんながいてガーゴイルはいなかった。その時、わたしは安堵して落下に身を任せ地面にたたきつけられます。

みんながすぐさまわたしの元にあつまり必死にわたしを治療します。わたしは意識を失う前に自分のアイテムボックスからあるのもの取り出します。

それはイセリアから精製方法教わり、この時のために作った。この国の一年分の予算に相当する霊薬を飲み。それからはわたしは気を失った。

次回:第二階層ボス戦・・・悪魔のゴーレム

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