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帰還した世界での学園生活  作者: astry
第一部 一年生
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旧校舎地下第二階層

 イセリアたちが港町インマーニから戻ってから時間が流れた。

月が替わり、5月なり、今日もつつがなく授業を受け、クエストをやる日々が続いていた。

イセリアはここでふと気づいた。もうそろそろ自分たちが入学してから一か月たとうとしていることに。

そして、思い出す。一か月前旧校舎地下ダンジョンで一か月後に第二階層が解放されることを。


 その日、イセリアはすぐに寮に戻り、第二階層について一年生を集めて集会開こうと考えたが、寮の管理人が寮の連絡掲示板に張り紙をしているのに気がついた。


 その張り紙の内容は旧校舎地下第二階層ついてであった。


 今日の夜、旧校舎地下ダンジョン攻略について話し合います。皆さんこの時間までに寮の食堂に集まってください。


今日の夜、食堂で旧校舎地下ダンジョンについて話し合うのか、なら今のうちに攻略に必要な物資確認し、足りない物は作成、購入してこないといけないな。


 イセリアはすぐさま自室に戻り足りないものを確認してリストアップして、魔法道具店に買い出しに行き、そこの婆さんと情報をやりとして寮へと戻っていった。

イセリアは魔法道具店の婆さんからもらった情報を整理する。


 魔法道具店の婆さんの情報網でもインマーニでの事件について、現場にいたイセリア以上の情報は入手できなかった。

 結局、インマーニにいた謎の集団のこともわからずに終わり、イセリアは婆さんからもらった情報の一部には今現在、透過の術ができる人物のリストがあったが、誰もインマーニの近くには住んでおらず、全員、その日はインマーニにもいなかった。


 私みたいに透過の術が使えることが誰にも知られていない人物の犯行か。私の心当たりだろ誰がいただろう?


 イセリアは心当たりを探したが、心当たりがありそうな人物に限ってこの世界にはおらず別世界にいる人物の名前が挙がる。

イセリアはここで一人の人物を思い出す。

その人物は筋肉王アレキサンダー・マッチョの像によって自滅したであろう人物。そうアホの愛人だった。


 あいつならできそうだが・・・、まさかあの事件のすべてがあいつの仕業だったりして、ふっ、それこそまさかだな。


 それからイセリアは考えるのやめ、旧校舎地下ダンジョンの攻略の話し合いまで時間を潰した。




「これから旧校舎地下ダンジョンの攻略について話し合いたい思う」


 先生の一言から旧校舎地下ダンジョンの攻略についての話し合いが始まった。

まず、一年生は先月、旧校舎地下ダンジョンで何があったのかここに居る全員に話す。

一年生と関わり合いがある人たちはもう一度聞くことになるが、あまり関わり合いがない人たちはほとんど中身を知らなかったらしく驚きの顔があがっていた。


 一年生の報告の後、今後について話し合いが始まった。

先生たちは第一階層の再調査と第二階層の調査しようとしている。

旧校舎地下ダンジョンがああなってしまってから先生たちだけで第一階層に潜って調査してもただ魔物がいる程度で何もなかった。

その後、先生たちは何度も地下に潜ったり、旧校舎地下出入り口を監視していたが第一階層の魔物たちは旧校舎地下ダンジョンから出る気配を一度たりとも見せなかったためある程度、放置することが決まり今の今まで放置していたことが分かった。

 放置してある程度日にちがたったので中がどうなっているかわからないでいる。よって第一階層を再調査となった。


 第一階層のマップ先生たちによって完成しているが、第二階層はまだ現れていないためマップが存在しない。

そこで先生たちは先月、イセリアが使った自動マッピング装置を使いローラー作戦でマッピングする予定。

そのことについてイセリアは装置の数が全然足りたないことを話すがここでいつの間にか学園協力者になっていたヴォルフガング博士に大量生産してもらっていることを先生たちは皆に打ち明けた。


 今度は第一階層を探索するメンバーと第二階層を探索するメンバーの構成に移った。

第二階層探索するメンバーは全学年での最高戦力を投入することになり、三年生全員と戦闘力がある主な二年生と一年生では唯一イセリアが選ばれた。残りは、第一階層再探査組となった。

その後、第二階層と第一階層の探索メンバーに別れて話し合いを進めていき、隊の中でルールなどを決める。




 そして、当日となり全学年のGクラス一同が旧校舎の前へと集まり、必要な物の再確認と先生たちから自動マッピング装置を渡され、第二階層探索組から旧校舎地下ダンジョンへ突入していく。


 先頭はイセリアが務めて地下ダンジョンの最初の扉を開ける。

扉を開けたイセリアはすぐさま地下ダンジョンの中が変わっていることに気がつく。

かつて扉の先が通路だったのに対して今の扉の先は大広間になっていた。


「大広間?」

「いきなり形が変わっているのか、前突入した時は扉の先通路だったはずだけど」

「まずはここはの探索からか」


先輩たちは各自でここがどういう部屋なのか調べ始めた。

イセリアも探索を開始するまず部屋全体を見渡し何かないか調べる。

ここでわかったのかはイセリアが入ってきた扉とその反対側に扉と真ん中に何かしらの機械があるだけだった。

それゆえに探索と言ってもすぐに終わった。


 誰もが真ん中の機械が気になりその機械を調べ始める。

機械の画面には1から10の数字が並んでおり、今光っているのが1と2だけだった。


「これなんだろう」

「なんだと思う」

「昇降機かな?」

「まずは動かしてみないとわからないだろ」


先輩の一人が1のところを触るが何も起こらないかった。次に2のところを触れたとき、ガシャンと音がして中央部分が下がっていく。やはりこの機械は昇降機だった。


 昇降機が下りた場所は上と同じ大広間だったが、上と違い突入した扉の方には扉がなくその反対側には扉があった。

昇降機を下した先輩は光っていない場所を触るが特に何もなかった。このことにより昇降機は光っている数字の階層に上下することが分かった。


「これはただの昇降機か」

「それにしても大型だな直径で約20mとは」

「それに何人か上へ置いてきぼりにしてきてしまった」


昇降機は再び起動して上へと向かい上に置いてきぼりしてしまった人たちを回収後、再び降りて第二階層探索メンバーが全員集まり、第二階層の扉を開けて探索を開始した。


 探索メンバーは先生たちに言われた通りにローラー作戦でマップを埋めていく。ここでも魔物が現れたがここの魔物は先輩達にとっては物足りない感じであった。


先輩が大きな扉を発見したと連絡が入る。そこでシャルロッテが先輩に突入せずその場で待機するよう指示を出す。

そして、第二階層のマップが完成して皆が先ほど見つかった大扉の前へと集まった。


「どう思うイセリア」

「間違いなくボス部屋で間違いないでしょう」

「そうか。わかった。各自、装備とアイテムの残量を確認した後、ボス部屋へと突入する!各自確認!」


 イセリアたちはボス部屋に突入する前に装備とアイテムの確認して突入の準備を開始する。とそこでイセリアにユーリから通信が入る。


「もしもし」

『イセリア!一階のボスってわたしたちが倒したはずだよね!』

「そうだが、もしかして」

『復活しているの!!』

「ユーリ落ち着け、対処法は前に言った通りガーゴイルを下へ引き摺り下ろして頭か胸部を攻撃してコアとなっている魔石を破壊しろ。そうすれば倒せる」

『数がこちらのメンバー多いけどやってみる』


 それからユーリからの通信は途切れた。イセリアがユーリとの通信中に皆が装備とアイテムの残量を確認していつでも突入できる状態だった。


「者ども!突入!!!」


雄たけびを上げてイセリアたちはボス部屋へと流れ込んだ。

次回は別視点になります。

次回:第一階層ボス戦・・・ガーゴイル再び

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