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帰還した世界での学園生活  作者: astry
第一部 一年生
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第一回一年生Gクラス課外授業、二日目『ディーゼル5656対XEF-005 エンプレス』

 イセリアたちがディーゼル5656を完成させてから地上に上がったときはすでに昼すぎだった。これはいけないとすぐさまインマーニへと向かい。そこでヴォルフガング博士はディーゼル5656完成の祝いを始めた。


「ワシたちが作り出した。最高傑作ディーゼル5656の完成を祝って乾杯!!!」


 ヴォルフガング博士は乾杯の音頭を取りディーゼル5656の完成祝いが始まった。イセリア含めて五人による宴である。イセリア以外四人はどんちゃん騒ぎの騒ぎようだった。

イセリアは騒いでいる店の店主に申し訳なかったが、その店の店主がヴォルフガング博士は発明品が完成するたびにここにきてどんちゃん騒ぎを起こすので慣れたと言っていた。

それにヴォルフガング博士たちがどんちゃん騒ぎすることは完成したことを示していたため店主なにが完成したのかイセリアに聞いてきた。

イセリアはヴォルフガング博士に開発したディーゼル5656のことを喋っていいか聞くがそれを聞いたヴォルフガング博士は自慢話するかごとくどんなものができたか喋り出した。


 ディーゼル5656の開発は人型ロボットが作れるのか実験検証機であることを説明する。これがうまくいけば今度は小型の人型ロボットを制作するとのこと。現在のディーゼル5656は全長が約四十メートルと大型である。

なお、ディーゼル5656が大型なのはヴォルフガング博士がスーパーロボット好きなので初めに造るのはスーパーロボットと決めていたからだという。

博士本人曰く、趣味に走らなければもっと小型化できるという。

それからしばらくどんちゃん騒ぎが続いたが突如、物凄い爆発音が聞こえてきた。爆発音が聞こえてきたのは遺跡があった方角だった。


「な、なんだ!」

「爆発!」

「あちらから煙が見えるぞ!」


さっきの爆発音により町中がさっきよりも騒がしくなった。イセリアとヴォルフガング博士たちは爆発音がした方向へと向かう。そこで


「巨人だ!巨人が現れたぞ!」


巨人が出現したと町の人の噂を聞いた。

イセリアとヴォルフガング博士はその巨人についてもしかしたらと思い、町の出入り口へと急ぐ。


 イセリアたちは町の出入り口に着いた時には人だかりができており皆が遺跡の方角を見ていた。

イセリアたちが遺跡の方角を見ると一体の巨人がこちらに向かって歩いて来ていた。その巨人の正体はイセリアとヴォルフガング博士たちの予想通りディーゼル5656であった。


「いったい誰がワシのディーゼル5656に乗っているのじゃ!」

「まさか我々が、どんちゃん騒ぎをしているうちに誰かが遺跡に行きディーゼル5656に乗り込んでしまったのでは」

「いや、我々が遺跡を出るときちゃんと警報装置や侵入者撃退用のトラップを起動させているからまず侵入は不可能」

「じゃあ、侵入者は正規の手段で遺跡に入りディーゼル5656を持ち出したということか」

「ええい!そんなことはどうでもいい!盗人からワシたちの最高傑作ディーゼル5656を取り返すの考えてんかい」

「「「ラ、ラジャー!」」」


 ヴォルフガング博士たちがディーゼル5656を取り返す策を考えようとしたとき、イセリアが町に向かってくるディーゼル5656の右腕が自分たちが組み立てていた時と違っていることに気がついた。


「博士!」

「なんじゃ。ワシらは盗人からディーゼル5656を作戦を考えているんじゃ。後にしてくれんか」

「後にするも何も、ディーゼル5656にあんな腕あったか。私の記憶にはないんだが?」

「「「「腕?」」」」


 ヴォルフガング博士たちはディーゼル5656の腕を見る。組み立てているときは両腕に手が取り付けられていたが、こちらに向かって来るディーゼル5656の右腕が別物になっていた。


「なんじゃありゃ。ワシは知らんぞ?お前たちは知っておるか?」


ヴォルフガング博士の質問に助手たち三人は揃って首を横に振る。誰もがディーゼル5656の腕についてわからないと答えたということは換装された腕は盗人が自前で持ってきたということになる。


「勝手に人の物を改造するとは・・・、許せる!!!」

「許せるんかい!!!普通は許せないだろうが!!!」

「いや~、実はいうとああいう装備があったら面白いだろうなとは思っておったんじゃ」

「で、博士が考えていたパーツはどんな性能何ですか?」

「片腕を使えなくしてそこに荷電粒子砲を装備するという案じゃよ。それに荷電粒子砲の案を提出すると間違いなく開発させてもらえなかったじゃろう」

「そりゃそうだ。それにしても荷電粒子砲か・・・」


 イセリアがディーゼル5656に対して向き直ったとき、ディーゼル5656は右腕を上げ左腕で右腕を支えてこちらに対して撃つ構えを取った。

構えた右腕は筒状になっておりそこから荷電粒子砲が発射できそうにイセリアたち感じた。そこでディーゼル5656の右腕は荷電粒子砲のチャージ音らしき音が鳴り響ていた。


「ま、まさか」

「そのまさかじゃ!!!」

「全員!!!伏せろ!!!」


 イセリアが周りの人々に伏せることを指示、その時、ディーゼル5656はチャージを完了し荷電粒子砲が放たれた。

ディーゼル5656の荷電粒子砲は町の上を通過し灯台のすぐそばを通り抜け海の方へ向かい水平線の向こうで爆発が発生した。


「なんちゅう威力じゃ」

「灯台も被害を受けてます」

「さっきの荷電粒子砲によ大津波が発生、港を飲み込もうとしています」

「それにより町は大混乱に陥っています」


助手の三人は混乱することなく冷静に今の状況を把握し、町の人々はイセリアの服を摑み助けを求める。服を摑まれているせいでイセリアは動こうとも動けずその場にとどめられていた。

そこにこの騒ぎにより自分たちのことができなくなったのか一年生の皆がユーリとジークリンデの案内の元ここに駆け付けてきた。


「いた!イセリア」

「イセリア、ここから離れますわよって・・・、何で町の人たちにつかまってますの?」

「なんでもいいから引きはがすのを手伝ってくれ!」

「わかった」


皆でイセリアから町の人々を剥がすだが、剥がしたそばから人々は混乱のあまりイセリアに助けを求めて、イセリアを摑もうとする。それを防ぎながら全員をイセリアから引きはがす。


「なんでだ!四年前もその人がこの町を救ってくれた。その人に助けを求めてはいけないのか!」

「捕まえていたら何もできないだろ!」

「そう言ってここから逃げる気なのね!」

「そんなこと言っていないで早く逃げましょう。ここに居たら危ないですよ」


イセリアに助けを求めていた人々は混乱のあまり自分たちの置かれている状況を理解できていない。そんな状況でもディーゼル5656の荷電粒子砲をチャージし二発目を撃とうとしていた。


「二発目が来るぞ!伏せろ」


ディーゼル5656により二発目が放たれた。またもや町の上空を通り過ぎ、今度は灯台に直撃した。

この町を象徴する灯台がディーゼル5656に破壊されこの場にいる町の人々の心に暗い影を落とした。それはこの町の発展のために何度も改装を繰り返して使われてきた昔からあるこの町の象徴が見る影もなく破壊されたからである。

そんな時、立ち上がったイセリアが突如、片腕を振り上げて指を鳴らして叫ぶ。


「来い!我が半身、XEF-005!エンプレス!!!ミッションパック、フォートレス!!!」


イセリアが叫び終わったと同時に町のすぐそばに異変が起きた。突如、空間が歪み大きな門が現れた。その門が地獄からの呼び声の如き音を鳴り響かせ開き、そこから約八メートルの一本角を持つ人型が現れた。

イセリアは門から出てきた人型に向かって飛び出す、それに伴い人型は胸部が開き、そこにはコックピットが現れ、イセリアは搭乗する。


 エンプレスに搭乗したイセリアはエンプレスに異常が無いか素早くチェックし、全てオールグリーンと出たのですぐにエンプレスをディーゼル5656に振り向かせる。


ミッションパック:フォートレスこれは他のミッションパック、ミッションパック:グランドとのミッションパック:シールダーを複合したミッションパック。


ミッションパック:グランド

機体のありとあらゆるところに火器を取り付けた重装備形態。

腹部の両脇にガトリング砲が二門、両腰のサイドアーマーにグレネード、両脛にミサイルポッド、両腕にミサイル、両肩にグレネードランチャー二門とガトリング砲一門の計六門、バックパックにレールキャノン二門その隣高出力ビームランチャー二門に大型の垂直ミサイルパックを二個を搭載し携行武器はアサルトライフルを二丁を装備する。

さらに下駄を履かせローラーダッシュが可能にしたミッションパック。


ミッションパック:シールダー

アサルトのミッションパック:シールダーと内容はほぼ同じであり、違いは大型を二枚装備している以外、違いはない。アサルトのミッションパック:シールダーはこのエンプレスのミッションパック:シールダーを小型化したものである。


これら二つを複合させてグランドの火力とシールダーの防御力を兼ね合わせてさらに追加スラスターを取り付けた重装備がフォートレスである。


 エンプレスとディーゼル5656は対峙する。ディーゼル5656は三発目のチャージを開始、今度は町に向かって撃とうとしている。

イセリアはそれを阻止しようとエンプレスを走らせる。まず、イセリアはエンプレスに取り付けられている装備でディーゼル5656の膝を狙い撃つ、バックパックの取り付けてある火器を牽制のために荷電粒子砲に撃ち込む。

それらはすべて命中してディーゼル5656の膝と荷電粒子砲はあっけなく破壊された。

この結果は機体の性能差は歴然としていたからあっけなかったとも言える。

ディーゼル5656は実験検証用で装甲はそこまで厚くない。それに対してエンプレスは完全なる兵器で出力が高く、火器も同じXEFシリーズで一番厚い装甲を持つXEF-001 ゴースト9-Xのアームドアーマー対してダメージ与えられる火器を装備しているためこの結果は必然だったのかもしれない。


 イセリアは膝が壊れて倒れたディーゼル5656の腹部にエンプレスを移動させてそこにあるコックピットを抜き出し、この騒動を起こした張本人姿を見ようとした。


「こいつはもう動かせない左腕で何かしよとしてもすぐに破壊できる。さあ、出てこい」


 イセリアは犯人にコックピットから出るよう強要する。だが、犯人はコックピットから出てこなかった。そこ変わりかえってきた反応は


『我らの女神のために』

「何!?」

『世に平穏があらんことを』


これを聞いた同時にエンプレスの後ろから破壊したはず荷電粒子砲が放たれた。

次回:第一回一年生Gクラス課外授業、二日目『DDデビルディーゼルVSエンプレス』

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