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帰還した世界での学園生活  作者: astry
第一部 一年生
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第一回一年生Gクラス課外授業、二日目

 今日で第一回一年生Gクラス課外授業が二日目に突入した。イセリアたちは今日も食堂で朝食をとった後、コンゴウ先生により今日のクエストを渡される。

今回渡されたクエストは二つ。


課外授業:魔物の討伐

内容:昨日とは別の個所の地下水路に住み着いた魔物をギルドの討伐メンバーと共に討伐せよ。

集合場所:冒険者ギルドインマーニ支部前


課外授業:アンケートの集計

内容:昨日行ったアンケートを集計し、その結果をレポートにして提出せよ。


 新しく用意されたクエスト二つは昨日の続きであった。グループ分けは昨日と同じ通りにしてイセリアをどちらに組み込むかとなった。

魔物の知識が豊富に持っているのでBにするか、事務処理に人手がいるからCに組み込むと意見が分けれているところに、一人の来客があった。


「お話し中のところすまんがおぬしらに一つ追加の依頼じゃ」


現れた来客は昨日ダンジョンから助け出したヴォルフガング博士その人であった。

ヴォルフガング博士は依頼の紙をコンゴウ先生に渡す、コンゴウ先生は依頼がしかとギルドを通されてきたものか確認した。

ヴォルフガング博士が持ってきた追加依頼はギルドからの承認処理されていることを確認してから課外授業として採用した。

追加されたクエストは


課外授業:最新魔化学ロボットの開発

内容:ヴォルフガング博士とその助手たちと協力して、ヴォルフガング博士が開発中の人型ロボット〝ディーゼル5656″を完成させろ。

注意事項:工学知識が必要


この依頼を見た全員がこの依頼はどいうのすぐに理解した。この依頼はイセリアを対象とした依頼だということに。


「この依頼、どう見たって私を対象にしたやつだな。今この町を拠点としているギルドの連中じゃ工学知識持っている奴なんていなさそうだし」

「注意事項に工学知識と書かれてはいるが本当ならロボット工学知識が必要なのじゃ。おぬしは一人で通信機を自作できるほど知識を持っておる。それにおぬしはロボット工学にも精通しておるとワシの勘が叫んでおるのじゃ!」


 ヴォルフガング博士はそう宣言して指をイセリアに向ける。ヴォルフガング博士の言葉にユーリが反応する。


「ロボット工学の知識・・・、確かイセリアはXEFシリーズとHFシリーズのロボットの開発をしていたようね」

「ほう、本当になんかすごそうじゃな。おぬし、こやつがもつロボットのこと詳しく聞かせてくれんか」


ヴォルフガング博士は嬉々として素早くユーリのすぐそばに駆け寄ろうとするが一度はジークリンデに止められる。それでもめげずにユーリに質問する。

ユーリは自分が知るイセリアが持つロボットについてヴォルフガング博士に話す。

ユーリの説明ではイセリアがロボットを所持しているだけでロボット工学の知識を持っているとは説明がつかなかいヴォルフガング博士には通用した。


「やはりワシの勘に間違いはなかった。おぬしこれより今からワシと一緒にロボットを完成させよう」

「先生が課外授業として受けた以上、これをやらなければいけないからやるよ」

「ではいくぞ」


それからイセリアはヴォルフガング博士と共に宿を出て目的地へと向かった。残りはそれぞれ昨日と同じグループで昨日関わったクエストへと向かった。




 イセリアはヴォルフガング博士に連れられて来た場所は、はるか昔に存在した文明の遺跡であった。そして、この地下に今回の依頼に書かれていたロボット、ディーゼル5656が開発されている。二人は話しながら地下へと降りていく。


「こんなところで開発しているのか、確かここはいろんなところからの盗掘者たちによって盗掘されそのせいで歴史的価値がないから国はここを放置していたはずだが、あんたがここを買収して地下基地でも作ったのか?」

「いいや、地下基地を作ったのはワシじゃない。地下の部分はワシが見つけるまで誰にも発見できなかったと見ておる。このことは国にも報告したら人員をよこしてワシと共に再調査した結果、ここの使い方がわかるのは当時、ワシしかいなかったから歴史的価値がわからなかったのじゃ。それでここをワシが使って何かすることでここはどういう施設かだったか確かめようと思ったのじゃろう」

「なるほど。ここがロボットを開発できる場所なら、ここはが建造された時代は一度、文明が滅びる前となるな」

「そういことになるのう」

「なんで国はそれをヴォルフガング博士に使わせているんだ。使うにしても厳重に監視しおくもだろ。なんでだ?」

「それはワシにもわからん」


 二人は現状に悩ますが国から許可が出ている以上悩むだけ無駄なのかもしれない。

そして、二人はディーゼル5656の開発現場へと着き、そこでイセリアはヴォルフガング博士の助手のイッヒ、リーベ、ディッヒの紹介される。

 開発中のディーゼル5656はほとんど組みあがっており、今は横にしてある。あとは取り付けされていないパーツを取り付けて装甲をつけるだけで完全に組みあがる。

組みあがった後は動力炉に火を入れて実際に動くか確かめるだけである。

イセリアは制服から作業着に着替えてディーゼル5656の組み立てに参加する。ディーゼル5656の組み立ては何事もなく順調に進んでいく。

ディーゼル5656はリーベ氏が最後のパーツを取り付け、ヴォルフガング博士が機体に異常がないか確認する。そして、異常がなくすべての表示が正常と表記されて見事にディーゼル5656は組みあがった。


「博士!無事に組みあがりましたね!」

「博士!」

「博士!」

「お前さんたちのおかげじゃ!後は動力炉に火を入れて動くかどうか確認じゃ!」

「「「了解ラジャー」」」


ヴォルフガング博士たちはもろ手を上げて喜んだ。その後、イッヒ氏がディーゼル5656に乗り込みを起動させる。皆、外から見てディーゼル5656に異常はないか確かめる。乗り込んだイッヒ氏も通信で機体に異常がないことを伝える。

ヴォルフガング博士の指示でイッヒ氏はディーゼル5656を動かす、ディーゼル5656は見事動き出し歩いたのである。しばらく計器を観測して異常が無いことを確認して最後に装甲がついていないところに取り付けて完成である。

そして、装甲を取り付け終えた後、ヴォルフガング博士たちとイセリアは完成祝いをしようと地上へと向かった。

だがこの時この遺跡の地下に何者かが侵入したことに誰も気がつかなかった。

次回:第一回一年生Gクラス課外授業、二日目『ディーゼル5656対XEF-005 エンプレス』

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