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帰還した世界での学園生活  作者: astry
第一部 一年生
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第一回一年生Gクラス課外授業、初日、『課外授業:灯台の灯り』

 イセリアは『課外授業:灯台の灯り』の内容を見て昨日の夜を思い出していた。


 今思うと昨日の夜、灯台の方角に明かりがなかったが、まさか灯台が故障して灯りがつかなくなっていたとは、なぜ灯台が故障したのか、なぜ灯台が故障したのが噂になっていないのか、これに関連しては箝口令が敷かれているのか、それはあり得ないか箝口令を敷いても人の口には戸が立てられないからな。ではなぜ?情報が足りないな、まずは情報収集だ。


 昨日の夜のことを思い出しつつイセリアは一人、地図に書かれている灯台の故障したパーツを直している工場へ向かう。




 地図に書かれている灯台の故障したパーツを直している工場へ着いたイセリアは受付に今回のクエストの用紙と生徒手帳を受付の人に見る。

やはりここでもイセリアの年齢が疑われた。

『外見からして十代には見ない』『本当に学園の生徒なのか』『この生徒手帳と制服を生徒たちから奪い灯台のパーツを奪いに来た盗人ではないか』と散々疑われて、中々取り次いでもらえない。受付で騒いでいるせいか、奥から人がやってきた。


「何を騒いでいる」

「あっ、すみませんでした。主任、こちらの方が学園の生徒だと言って取り次いでくれてしつこいものですから」

「君、生徒手帳以外に君の身分を証明するものを持っていないかい」


 イセリアは主任と呼ばれる男に言われた通り生徒手帳以外で自分の身分を証明できる物ギルドカードを渡す。

主任と呼ばれる男はギルドカードをイセリアから受け取り急ぎナンバーを紙に控えてギルドへナンバーを照会してくると言い。イセリアにギルドカードを返し走ってこの場を後にした。

主任と呼ばれる男が戻ってくるまで何もできないためイセリアは工場の外でで待たせてもらった。

イセリアは密かに神霊術で主任と呼ばれる男を監視していた。主任と呼ばれる男がイセリアのナンバーで何かしないために、だがその監視も杞憂に終わった。

男はまっすぐギルドへと向かい受付ですぐにナンバーを照会してもらっていた。しばらくして照会が終わりその結果を聞き次第すぐに工場へと向かった。

そして、外で待っていたイセリアは男が戻ってきたのを目視したことで神霊術を解いて男とここまで来るのを待つ。

男はイセリアを工場の受付の前まで入れてナンバーを書かれた紙をイセリアに渡し、結果を伝える。


「お待たせてしてすみません。こちらのナンバーから照会してもらいご本人と確認しました」

「えらく速かったですね。ここから中央地区にあるギルドへ成人男性でも片道一時間はかかると思っていましたが、まさか往復で一時間半で戻って来られるとは思いませんでした」

「はははっ、こう見えて足と体力には自身がありますので」

「そうですか。私もよく歳を間違えられますのであまり気にしてないです。それとなぜ言葉遣いを変えたのですか」

「いや~、まさか四年前、すぐそばの沖に現れたシーサーペントを一人で倒した方とは夢に思いませんでした」

「えっ!四年前、沖合に現れたあのシーサーペントを倒したのはこの人なんですか!確か当時、ギルドはSランク以上の冒険者を集め、国は軍を派遣して、軍とギルドの共同でシーサーペントをいざ倒そうと船を出そうとしたところを突如現れた少女が空を飛んでシーサーペントへと突撃して速攻でぶちのめしてシーサーペントの亡骸を港に持ってきた少女がこの人なんですか!!!」

「そ、そうだ・・・」


 工場の受付嬢はイセリアを指差して興奮している。さすがに主任と呼ばれる男も受付嬢の興奮具合に少し引き気味である。

イセリアは過去にこの町に訪れた際にシーサーペントを倒したのを思い出していた。

当時、イセリアはここに到着したばかりで沖合のことでこの町の人々が噂していたので沖合に何かいると思い見に行ったらシーサーペントがいたのでシーサーペントの魔物素材はそれなりに金なるので、金が欲しい為に誰よりも早くシーサーペントを倒しただけだった。


「あ、握手してください。ファンなんです」

「え、ええ」


イセリアは受付嬢から握手を頼まれそれに応じた。それから受付嬢はイセリアに謝罪をしたが、イセリアは受付嬢の対応は至って適切だと思っていたのであまり気にしてないと答える。


「ん~、よく見るとまだ少女の面影があります。容姿が大人みたい?というより雰囲気?がなんかあなたを二十代の大人のように見せているのかもしれません」


 その話はイセリアを脅かせた。なぜ自分が十歳以上も歳を取っているように見られるのか初めてそれを指摘されたからだ。イセリアにとって歳のことはもう諦めていたがいろんな大人たち交流ばかりしていていつの間にか自分も大人の雰囲気を身にまとっていたのかもしれない。

容姿の方は二十代に見えるようだが、それでも同世代の人たち関わっていけばいつかは年相応に見えるようになるかもしないとイセリアは思った。


「ありがとうございます。私が諦めていた悩みが解決できそうです」

「そう?どういたしまして」


イセリアは受付嬢にお礼を言い本来の目的である灯台の修理されたパーツを預かり、昨日の夜、灯台に灯りがなかったことを工場の人たちに聞いて回った後、工場を後にする。

 昨日、灯台に灯りがなかったのは、灯台を定期点検した時に少しおかしなところが見つかり予備パーツと交換したのはよかったがその予備パーツはどういう訳か壊れていたらしくその予備パーツから灯台そのものをショートさせてしまったらしい。それにより急ピッチで修理作業が進められている。

今は無事だったパーツかき集めたり、修理すれば使えるパーツを修理したりしてだましだましで灯台を使っていく方針のようだ。すぐに灯りを取り戻して、その後、新規にパーツを作り中身を一新する予定らしい。


 イセリアは工場で時間を食ったために普通に歩いて灯台に向かった場合、午前中には灯台に到着しそうになかったために自らの力の封印を解き、空を飛んで灯台へと向かった。




 その時、空を飛んでいるイセリアを見た町の人々は彼女が戻ってきたんだとちょっとした騒ぎが起きた。

この時、アンケート調査をしているCグループはかつてここに訪れたときシーサーペントを倒したことを知り、イセリナがイセリアの名声を利用することを思い付きアンケート調査を進めていく。夕方ごろにはアンケート調査は終了した。




 飛んで行ったイセリアは何とか午前中に灯台へ着いて、やっぱりというかまたもやいつもの工場で起きたことまた繰り返した。それにより作業員たちに喜んで迎え入れられた。

作業員達の手によってイセリアが持ってきた修理されたパーツと別のところで修理されたパーツを取り付けられる。

その間、イセリアは今回の修理チームの代表に灯台の外壁の補修を頼まれ空を飛んで灯台の外壁で傷んでいるところにモルタルを塗り付けていく。

ところどころ傷んだ個所にモルタルを塗っているとき、下から代表に呼ばれて空を飛んで沖合に出てちゃんと灯台に明かりが灯っているのか確認してきてほしいと頼まれ、イセリアは沖合に出る。

イセリアは灯台に明かりが灯っていることを確認して代表に灯台に明かりが灯っていることを伝えに戻るとき、町と灯台の間にある街道に何かしら違和感を覚えた。なぜ覚えた解らないがその感覚を頼りに気配を探ってみたが収穫はなかった。灯台の修理が終わり次第、違和感の正体を探ろうとイセリアは思った。

その後、イセリアは代表に言われて確認のために沖と灯台を行ったり来たりして灯台に明かりが灯っているかいないかを代表に伝える。

そして、何度も繰り返しすべてのパーツを確認して終えて代表が修理完了を告げた。この時に日は傾き、夕方になっていた。


 イセリアはすぐには宿に戻らず、違和感を感じたところを探し始めた。

第一回一年生Gクラス課外授業、初日、『違和感の正体』

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