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帰還した世界での学園生活  作者: astry
第一部 一年生
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第一回一年生Gクラス課外授業、初日

 宿に着いた一年生一行はまず荷物を割り当てられた部屋に置きコンゴウ先生の指示により食堂に集まった。


「本来なら今日の夜に着く予定だったが、イセリアの魔力がすごいのか車の性能が良かったのかわからんがこれより一年生Gクラス課外授業をはじめる」


 コンゴウ先生の宣言によりここに一年生Gクラス課外授業の開始が宣言された。

なお、課外授業の進行方法は冒険者ギルドと同じでクエスト方式で進められる。

ただし、予定より早くついたために現在すぐにはクエストが用意できないため、明日やるクエスト一つを、今日に持ってくることにしたそうだ。


「今日、お前たちにやってもらうのは魔科学の権威ヴォルフガング博士の捜索の手伝いだ。なおこのクエストは今日達成できなくてもいいその時は明日へと持越しされる。これがヴォルフガング博士の似顔絵だ」


コンゴウ先生はヴォルフガング博士の似顔絵を皆に見せた。

見た目は五十から六十歳ぐらい、目の色は黒で右目の方にモノクルをつけている。あごにひげを生やしておりひげも髪も色が落ちたのか白だった。


「これよりヴォルフガング博士の捜索を開始する。以上」


コンゴウ先生はそう言い資料らしきものを机に置き食堂から出ていった。残された一年生一同は効率良く捜索できるよう三つのグループに人数を分けた。

Aグループは男子全員、Bグループはイセリアを除いた女子四名、Cグループはイセリアだけとなった。


「私一人だけっていじめいじめなの」

「違うわイセリア。あなたと皆では身体能力に違いがありすぎるのよ。それにあなたのことだからいつの間にか一人で行動していそうだもの。だからあなたが動きやすいように一人で行動できるように一人のグループにしたのよ」


イセリナはイセリアの反応に対してそう答えて、他の皆も全員揃えて首を縦に振った。


「確かに私一人の方が動きやすいけど、これもまたこれまでの行いによるものか」


イセリアは一人納得した。皆にグループ分けはこれでいいと了承した。

一年生一同、コンゴウ先生が置いていった。資料を見てヴォルフガング博士の捜索を取り仕切っている人の元へと向かう。




 資料に書かれていたヴォルフガング博士の捜索の最高責任者は冒険者ギルドインマーニ支部のギルドマスター、アル・マス氏と対面したイセリアとイセリナ以外の一同は言葉を失う。


「一年生の皆さま、お早いご到着でここのギルドを統括しているギルドマスターのアル・マスです」


ギルドマスター、アル・マスの顔が学園にいるジル・マスとイル・マスに瓜二つだったからだ。だが顔は同じでも体つきと声は違った。それにより冷静さを取り戻しここに来た理由を説明してアル・マスから現状を聞き一年生一同、ヴォルフガング博士の捜索を開始した。


 ヴォルフガング博士の捜索を開始してから時間がたち夜となった。

ヴォルフガング博士は見つからず一年生一同は、明日協力するようアル・マス氏に言われて宿へと戻り、夕食を取りそのまま眠りについた。




 ヴォルフガング博士の捜索から一夜が明け、一年生Gクラス課外授業が本格的に開始されようとしていた。

一同は食堂で朝食をとりコンゴウ先生から今日のクエストが書かれた紙を渡され今日の課外授業が開始された。


 一年生一同は、今日のクエストの内容を確認する。

渡されたクエストの数は四つそのうちの一つは昨日と同じくヴォルフガング博士の捜索である。残りの三つは、


課外授業:灯台の灯り

内容:地図に記されている所へ行き修理された灯台のパーツを受け取り、灯台へ向かい灯台修理チームと共に灯台を修理せよ。

注意事項:午前中までに灯台へ、パーツを届けろ。


課外授業:魔物の討伐

内容:地下水路に住み着いた魔物をギルドの討伐メンバーと共に討伐せよ。

集合場所:冒険者ギルドインマーニ支部前


課外授業:アンケート調査

内容:ギルドマスターから用紙を受け取り、町の人々にアンケート調査せよ。


の計四つである。

内容を見たイセリアは


「どれもこれも時間がかかりそうだな」


それを聞いたエミルが疑問に思いイセリアに聞く。


「時間かかりそうか?案外すぐに終わるんじゃないか」

「簡単に終わる訳ないだろ。

 一つ目の灯台の灯りは修理したパーツを届けて終わりじゃなく、修理されたパーツの取り付けの手伝いもやることになっている。修理がそう簡単に終わる訳ないだろ。

 二つ目の魔物の討伐は討伐数が書かれていない。大型で危険な魔物ならそもそもこちらに話が来ないだろ。討伐メンバーと共にやるということは人手がいるということつまりインマーニの地下水路に魔物が大量発生したと見ていい。

 三つ目のアンケート調査はノルマがどれだけ必要かってことだな。この町の規模だと一日一人最低100枚はこなさないといけないかもな。まぁ、アンケート用紙を何枚渡されるかわからないから何とも言えないが。

 最後に私たちはまだヴォルフガング博士を見つけていない。ここにいる冒険者仲間が夜通しで捜索を続けているそうだがまだ見つかった連絡も来ていない。早く見つけてやらないとな」


イセリアの最後の一言に皆は頷く。

今日も昨日と同じくグループ分けをすることになった。

『課外授業:灯台の灯り』をするのは一年生で唯一工学知識があるイセリアの一名、これをAグループ

『課外授業:魔物の討伐』をするのはエミル、ジェイド、ジークリンデ、イオンの四名、これをBグループ

『課外授業:アンケート調査』をするのはユーリ、イセリナ、玉藻午前、シリウス、シルフィアスの五名、これをCグループ

『課外授業:ヴォルフガング博士の捜索』は全員が並行してやることにした。

なお、自分たちの課外授業が終わり次第、皆に連絡をして他の課外授業の手伝いへ向かうことになった。


 イセリアはユーリとジークリンデに通信機を渡していつでも皆と連絡が取れるようにして、これからそれぞれの課外授業へと向かって行った。

第一回一年生Gクラス課外授業、初日、『課外授業:灯台の灯り』

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