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帰還した世界での学園生活  作者: astry
第一部 一年生
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初めてのGクラス課外授業

 ゴッド・エンペラーが出現してからもうそろそろ二週間がたちそうな時間が流れた。その間の週末にイセリアたちはまたクエストを受け、王都ギルドに納品と報告をしていた。その次週の金曜日、最後の授業の一コマを使い、Gクラス課外授業の説明が行われた。


「来週の始めから週末まで三年生から一年生のGクラス面々はここ王都を離れ、課外授業を受けることになっている。なお行った先で課題が出でるからそれを受けてそれをできる限り終わらせて戻って来た次の月曜日にレポートを提出すること。次に我々が行く場所についてだ」


 一年生Gクラスはここから南にある港町インマーニに行くことになった。

移動手段は去年、試作品が完成し今の今まで試行錯誤して安全面など実験を繰り返し遂に完成した最新鋭の荷車を使うとのこと。コンゴウ先生が自信満々にいうが、それを聞いた誰もが白けた。だが先生は説明を続いており荷車と言いながら動力源があると言う。

その説明を聞いたイセリアはそこで口をはさむ。


「先生、それって科学館で作られている。車の間違えではないんですか」

「少し違う。基本の形は同じだが、科学館で作られている物は魔力を燃料として使わないものであって、こちらの荷車は魔力を燃料に走るものだ」

「いや違わないじゃないですか。車は車輪を回して移動する仕掛け物の総称だから、車でいいとおもいます」

「そうなのか?」

「はい、そうです」


 車で港町インマーニ行くが、車を知っているイセリア、ユーリ、ジークリンデは誰が車を運転するのかをふと疑問に思った。


「先生、一体、誰が車を運転されるのですか?」


 ユーリの問いに先生は何と自分が車を運転すると言った。それを聞いたユーリ、ジークリンデは先生が車を運転することに抵抗なく聞き入れたが、イセリアは一度、先生を下から上を見て不安そうに顔を変える。

それに気づいたコンゴウ先生はイセリアに問いかける。


「ん?なんか不安そうだな。イセリア」

「完全に車を乗りなれていない人が運転する車に乗るのに抵抗が少しあるだけですよ。このクラスの全員を乗せるなら間違いなく乗用車より大きなものになるのは間違いなく・・・」


とこのままイセリアはうんちくを並び立てるが、結論から言うと先生の運転と今回使われる車に不安がるっているのはわかる。

そこでコンゴウ先生はある思い付きをイセリアに投げかける。


「そんなに言うなら、イセリアが一度、車を見てそして運転すればいいだけだろう」


 その提案を出されたときイセリアは不安そうな顔からしてやったりといった顔に一瞬変えてその提案を受け入れいる。


「その言葉に二言はありませんね。あとでダメと言われても受け入れませんよ。わかりました。私がその車を運転します。その際、用意された車を私が持つ技術を使い、時間の許す限り改造してもよろしいですか?」


 コンゴウ先生はイセリアがこの提案を受け入れるとは思っていなかった。

さらに思い付きを聞くまで不安そうな顔だったイセリアが思い付きを聞いた瞬間ノリノリな状態になり、改造するとまで言ってのけた。

そこでコンゴウ先生はふと思う。イセリアはなぜ車の定義について知っている?彼女は転生者なのかと思う。

 コンゴウ先生の様子を見て、ユーリとジークリンデはイセリアが転生者ではなく別の世界を行ったことがあるために車の存在を知り、さらにイセリア個人で車を所有していること伝える。

 クラスメイトたちはイセリアが別の世界へ行ったことあることは本人の説明により既知だったが、コンゴウ先生はその説明に驚いていた。


「車を所有しているってことは」

「わたしたちのパーティは先々週イセリアの運転で消滅した森に薬草を取りに行きましたのでイセリアは運転できます」


 その説明を聞いたコンゴウ先生は驚きはせず悔しがっていた。どうやら自分は完成して間もない車に運転できることを自慢できると考えていたみたいだ。

そのあとコンゴウ先生は一度、顔をたたき気合を入れなおし、イセリアに車を運転していいが、改造はしないでくれ、頼むと答える。

そもそも今回、車を使うのは、実際、十人以上の人を乗せて長距離運転した場合の耐久力テストと長距離運転して消耗される魔力の測定するために使用許可が下りたらしい。

なお、このテストと測定が終わり次第、ある程度、生産され、まず王都に配備され王都の人たちの足となり、そこから得られたデータを基にさらに改良して今度は他の町や村へ移動するための足になる予定である。

その後、コンゴウ先生は残りの説明をして今月のGクラス課外授業の説明は終了した。


 説明終了後、クラスメイトたちは課外授業のために武器、防具の確認と必要なものを買いに教室を後にする。

そこでイセリナがイセリアに声をかけてきた。


「イセリア、あなたはこれからどうなさいますの」

「イセリナか、どうすると言ったらそうだな一度、寮に戻って道具を確認してから必要なものを買い出しかな、お前はどうする」

「わたくしたちもお付き合いしますわ」


 イセリアはイセリナの返しに疑問を浮かべるがイセリナの後ろにいる三人に気がつき、納得した。


「まっ、こういうのは冒険者として旅に慣れている私の出番というわけだな」

「そういうことじゃ、必要なものを教えてくれ」

「わかった。まず皆で一度、寮に戻って買い物の支度しようか」


皆は頷き、一年生Gクラスの女性陣は一度、寮に戻り、買い物の支度を整えてから王都の商業区へ買い物へ向かうのだった。

次回:Gクラス課外授業のための買い出し

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