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帰還した世界での学園生活  作者: astry
第一部 一年生
33/83

帰り道

 最後は少女の一撃により、ゴッド・エンペラーはバラバラになりこの戦いに終止符を打った。イセリアと少女は共に見合わせ、共にはにかんだ。


「ゴッド・エンペラーはいなくなった。お前も後は穴を通り今いるべき場所に帰るだけだな」


 イセリアは少女にすべてが終わりかえるよう諭す。


「今、思うとこんなこともあるんだな。ただゴッド・エンペラーがこの世界に出てそこに人がいたから、ゴッド・エンペラーを狭間へと押し返そうとしたら、結果はゴッド・エンペラーを倒してしまった。それに・・・いや、こんなことは自分の胸の中にしまっておこう」


それを聞いたイセリアが突如笑い出した。


「ははははは」

「なにがおかしい!」

「胸の中にしまっていたら、いつの間にか忘れて思い出したときには今日になっていたからさ。これは笑うしかない。さて早く戻らないと世界の修復作用で穴が閉じてしまうぞ」


 イセリアは穴を指して、少しずつだが穴が修復し始めていることを少女に伝える。少女も穴を見る。そして本当に修復され始めていることに気づく。


「どうやら戻らないといけないようだ。過去とはいえ師匠たちに言うことはあるか」

「何もない。私にとってそれは過去だから、もう過ぎたことだから、もう行きな。こんなことはもうないから」

「「じゃあ。さよなら」」


 少女はイセリアと別れ、自分のHF-005 アサルト シールダーを回収して、穴に向かっていき、少女が穴を通ったこと確認したイセリアは自らの力を持って穴を修復した。穴が完全にふさがったとき、離れていた四人がイセリアの元へと走ってきた。


「どうやら終わったようね」

「ああ、終わった。あとはバラバラになったゴッド・エンペラーの屍骸とアサルトとアームドシールドを回収して戻ろう。まあ、帰り道、魔物を見かけたら、倒して、回収して今日のところは売ろうか」

「帰るのには賛成だけど・・・」

「ゴッド・エンペラーは金にならないのか。アレだけすごいんだ。素材も高値売れそうだが」


 シャルロッテは帰るのに賛成し、エリナはゴッド・エンペラーを換金して金に換えたいようだが、イセリアは首を横に振ってそれを否定する。


「ゴッド・エンペラーは金にならない」

「なんで!!!」

「その理由は、一つ、鑑定士がゴッド・エンペラーのことをまったく知らないということ、二つ、この世界ではゴッド・エンペラーの素材はまったく使い道がないこと」

「何じゃそりゃ・・・」


 エリナは肩を落とし非情に残念がる。イセリアは放置していたアサルトとアムードシールド十二対を回収し、街道に戻り車を出す、そこでイセリアはシャルロッテに質問をする。


「シャルロッテ先輩、前世のとき車を運転できましたか?」

「できたけど・・・、なぜそんなことを聞くのイセリア?なんとなく予想はつくけど」

「その予想通りです。この状態だと翼が邪魔でシートに座りづらくて代わりに運手してくれると助かる」

「その翼をしまえばいいじゃない。何でしまわないの」


 イセリアはテレながら明後日の方向を向き


「この翼はしまいたくてもしまえない。この状態の覚醒を解除すればいいのだが、あいにくこの状態の解除はこの状態になってから二十四時間はこのままだ」


 これを聞いた四人は集まりだして


「また物を壊さないといいのだけど・・・」

「あのときのようにですか・・・」

「それ聞きました。イセリアが救護室と教護室の扉の開けるさい勢いあまって、扉を壊したって話」

「力のコントロールがうまくできないんでしょうか、あの状態だともっと力のコントロールとかできないかもしれません」


 四人は声を潜めて会話しているが今のイセリアにはそれは関係なかった。


「全部聞こえているぞ。そもそもうっかり封印や覚醒解除をするのを忘れていて、物を壊しているから力のコントロールとか関係ないからな。人までは外見がまったく変わらないから封印や覚醒解除を忘れるけど、さすがにこの状態でうっかりなんてしていられないから、うっかりで物を壊すなんてありえない」


 イセリアは断言するが四人は半信半疑だったが現状イセリアを疑っていても何にもならならないので今は納得して四人は車に乗り込み、イセリアは車の天井の上に乗った。そして、車は動き出した。だがその速度は・・・


「遅い・・・」

「久しぶりに動かしたのだから仕方ないじゃない!いったいどれだけのブランクがあると思っているの。車を運転するのは死ぬ寸前振りなんだから!それに下手の速度を出すと前世の私の血が疼きそうだからこの速度でいいのよ」


 シャルロッテは自分の精神衛生状の問題から速度を出さないでいるが、そこにイセリアが上から声をかける。


「人を轢きそうになる状態になる前に私が止めるから安心して速度を出してもいいんじゃないかな。道をふさぎそうな魔物が来たら私がそいつら全部、狙撃で撃ち抜くから速度をだせば」


 シャルロッテはそれを聞いてひどく顔を歪ませて全力でアクセルを踏みしめた。それにより車は一気に速度を上げて街道を走っていく。

その途中に魔物が出たがイセリアが言っていたとおり、イセリアが魔物を狙撃して魔物が車の進行の邪魔にならないよう撃ち抜いていき、狙撃した魔物の近くを通った時にイセリアは狙撃した魔物を回収していった。

シャルロッテはイセリアにナビしてもらいながら寮へと向かって車を走らせる。

次回:帰り道Ⅱ

まだまだ忙しくてあまりパソコンに触れられません。

これからもお付き合いのほどよろしくお願いします。

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