その力は神々の領域に到達せし者たち・・・VS神魔皇帝ゴッド・エンペラーⅢ
少女の力が人を超えて神の領域に到達し、少女は覚醒し、種族が人から神へと変わった。ただし少女は覚醒したばかりであるため、神は神でも、下級神クラスの力しか出せない。ゴッド・エンペラーに対抗するためにはまだ力が足りない。
「くそっ!覚醒して、人を超えたというのにまだ力が足りないのか!」
「覚醒してくれたおかげでゴッド・エンペラーに少し傷がつけれるようになったがまだまだとどめには遠い。まぁ、今度は私が覚醒すればいい話だが・・・」
「最後の方、よく聞き取れなかったがなんか言ったか?」
「なに、ゴッド・エンペラーを相手に私もお前と同じことするだけのことだ」
イセリアはゴッド・エンペラーに向かい歩き出し、力をため始める。それを見たゴッド・エンペラーはイセリアを警戒しだし、それに伴いゴッド・エンペラーの体がぶるぶると震えだした。
「あいつ怯えているのか、私と違って・・・、あの女に怯えるのか・・・」
少女はゴッド・エンペラーが自分のときと違った対応しているのを見て憤りを感じたが、すぐに平常心になりイセリアのゴッド・エンペラーすら怯えさせる力に興味を持ち始めた。
見せてもらおうか、白髪の女、お前の力を・・・、ゴッド・エンペラーすら怯えさせる力を・・・
イセリアの力はたまり、戦闘態勢にはいったことでイセリアの体にも変化が起きる。少女のような力が光となってイセリアの体を包み込まず、突如、服装が変化し、四対の漆黒の翼がイセリアの背中から生えた。
イセリアの変化した服装は、和を趣としたところで見られる、神職に携わる服装、巫女装束に近く、下半身は緋袴だが上半身の白衣の色は通常、白だがイセリアが身にまとっている白衣は忌色である、黒橡であった。
イセリアはこの変化に慣れているのか変化しきってから、すぐにゴッド・エンペラーに突撃し、ゴッド・エンペラーを剣で斬りつける。
ゴッド・エンペラーはすぐさまそれに対応し、回避したが完全に回避しきれず、イセリアの剣を掠めた。少女の場合は表面に傷を作るだけだったが、イセリアの場合は、掠めても切り傷が残るほどであった。
それを見た少女は驚いたと同時に疑問に思った。
私とはまるで違う、今思えばあいつは人の状態でもゴッド・エンペラーに対して善戦していた。さすがにゴッド・エンペラーにダメージを与えられなくても射角を変えることはできていたし、ちゃんと攻撃を回避できていた。これを見るに白髪の女はゴッド・エンペラーと交戦経験がある。そして、ゴッド・エンペラーに勝てるだけの力と技量がある。それなのになぜ最初からこの力を出さなかった。そうすれば周りがこんなことになることはなかった。だけどもし私と白髪の女の関係が私の予想が正しければ・・・、白髪の女が取った行動は予定調和・・・、私も同じ立場なら同じ行動を取ったかもしれない。
少女はイセリアとの自分との関係の予想は正しい、イセリア本人は隠す気はまるでないのでゴッド・エンペラーがいなかったらすぐにイセリアとの関係に気づいただろう。
そして、なぜイセリアが最初から力を出さなかったのかも予想通りである。
ゴッド・エンペラーとの戦いはイセリアの覚醒により、形勢が変わりつつあった。ゴッド・エンペラーはイセリアの速さについていけず、攻撃され、ところどころに少女の攻撃が入り、少しずつだがダメージを蓄積していった。
ゴッド・エンペラーから突如、強い光が発生、これによりイセリアと少女は光を直視しないように目をガードした。そして、光が収まったとき、ゴッド・エンペラーからものすごい力が発生していた。
「なんだあれ!」
「いかん!一斉射撃だ!あれは上級のやつらでも一瞬にして消し炭にするほど威力がある」
「つまり最後の切り札か!!!」
「ただ撃ちまくる一斉射撃とゴッド・エンペラーの一斉射撃は違うすべての力を統合して撃ちださす技、そしてこれは連射が可能・・・、なお、攻撃がまともに通るのは一斉射撃後から次のチャージ開始までしか通らない」
「となると、連射が可能である以上、撃たれた後からチャージ開始までの間はほぼ一瞬、その瞬間を攻撃しなければ倒せないと」
「今の私たちならできるだろ、防御は“アレ”に任せて」
「一斉射撃終了後、私たちが突っ込む」
「作戦は決まった!なら」
二人は手を空に掲げ、あるものを呼び出す。
「「来い!!!HF-005 アサルト!!!ミッションパック、シールダー!!!」」
HF-005 アサルト ミッションパック:シールダー
このミッションパックは防衛または護衛対象の守護を目的としたものである。全身に増加装甲を取り付け大型のシールドを装備して、敵のありとあらゆる攻撃を耐え抜き、防衛または護衛対象の守護するものである。防御力は絶大だが、その代わり動きが鈍く、攻撃力も低い、完全に前に出て敵の目を自らにひきつけてタンク役に徹するミッションパックである。
二人ともHF-005 アサルトを呼び出し自らの前に配置し、ゴッド・エンペラーの一斉射撃の盾とした。配置してすぐにゴッド・エンペラーがチャージを終わらせ、一斉射撃の体勢に入り、咆哮をあげる。
Gyaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!
ゴッド・エンペラーは咆哮をあげ終えた後、両腕を天高く上げて、その後、両腕を勢いよく前に出した。両腕を天高く上げたとき、ゴッド・エンペラーの前に莫大なエネルギー量の球体が現れ、両腕を勢いよく前に出されたとき、球体は弾け、光線としてイセリアと少女に襲い掛かった。
そして二人を守るべくアサルト二機がゴッド・エンペラーの攻撃を二人の身代わりに受ける。
アサルトはゴッド・エンペラーの攻撃を耐える、そのアサルトを二人は術で援護する。ゴッド・エンペラーの攻撃力は高く、アサルトの大型のシールドにひびが入り始めた。
「耐えろ!耐え抜くんだ!」
少女はアサルトに力を注ぐ、これによりひびが入り始めたシールドからひびがなくなり、さらにゴッド・エンペラーからの攻撃をより強く踏ん張り耐え抜く。
「よし!もうそろそろだな。あとちょっとで一斉射撃に照射時間が終わる。準備はいいか」
「いつでも」
ゴッド・エンペラーの照射が終わりつつある。少しずつだが太かった光線が収束していく。
「今だ!突撃!!!」
「イグニッション!!!」
イセリアの号令と同時に少女は炎を身にまとう。二人が二機のアサルトの陰から出てくると同時にゴッド・エンペラーの光線はどんどん収束していき、ついには光線が完全に切れた。
ゴッド・エンペラーが撃ち終えてから次のチャージ開始まで必要時間はほぼ一瞬、それを過ぎれば二人の攻撃は効かなくなってしまう。
このときのイセリアの速さはまるで光そのものである。これによりゴッド・エンペラーに一気に肉薄し、ゴッド・エンペラー横を通り抜け、通り抜けざまにゴッド・エンペラーの右腕を斬りおとす。
右腕を斬りおとされた、ゴッド・エンペラーはチャージを開始することができず、さらに隙が生じる。その隙をついて少女が攻撃する。
「これで決める!!!バーニングフレアァァァ!!!!!」
炎を身にまとった少女はイセリアの反対側を通り抜けた通り抜けた瞬間、一気に加速して加速しながら急旋回し、ゴッド・エンペラーに剣で串刺しにし、そのまま突き抜け、その後、爆発が起き、ゴッド・エンペラーをバラバラに吹き飛んだ。
「ゴッド・エンペラー!撃破!」
これによりゴッド・エンペラーとの戦いが終わった。
次回:帰り道
申し訳ありませんが三月から忙しくなり更新が不定期になります。これからもどうかよろしくお願いします。




