表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
帰還した世界での学園生活  作者: astry
第一部 一年生
28/83

薬草採取のGランククエスト

 イセリアは一度、ユーリとジークリンデと別れ、深夜、寮の外に出て薬草の採取ポイントへ向かうための車を次元倉庫から出し、車の点検チェック表を持ち、車の点検を始めた。


 え~と、まずはエンジンルームを開けて、ウインドウウオッシャー液、ブレーキ液、バッテリー液、冷却水、エンジンオイルの量を点検と、うん、すべて大丈夫だ。

次は、車のまわりを回って点検と、タイヤの空気圧はどれも少し減っているな。空気をいれとかないと。

タイヤに亀裂または損傷および異常な磨耗はなしと。

タイヤの溝の深さはちゃんとある。

ランプ類の点灯と点滅およびレンズの汚れ、損傷は、ちゃんと前のランプは点灯、点滅するが、ブレーキランプは誰かにブレーキを踏んでもらわないとやはり難しいな。

次は、運転席に座っての点検と、ブレーキペダルの踏みしろおよびブレーキの効きは、踏みしろはあるブレーキの効きは大丈夫と。

サイドブレーキの引きしろはちゃんとある。引きしろがないとサイドブレーキの解除しにくくなるんだよな。

ウインドウウオッシャーの噴射状態は、ちゃんと噴射すると。

ワイパーの拭き取りの状態も良好。エンジンのかかり具合および異音は、かかり具合は問題ないし異音もしないと。

エンジンの低速および加速の状態は一度ころがしてみてチェックするか。


 イセリアは点検のため車に乗って寮の周りを一周した。


 エンジンの低速および加速の状態は良好と、あとは皆が来るまで待つか。


 イセリアは皆が来るまで車の中に入り、解体途中のファントムを次元倉庫から取り出し、解体作業を始めた。

これまで少しずつ解体してきて、今のファントムは上半身の装甲はほとんどが取り外されていた。最終的にはすべての装甲を取り外して、ファントムの装甲をユーリのサイズに合わせて調整して渡すことになる。


 イセリアがファントムの胸部装甲を取り外しているとき、寮の方向から四人がこちらに向かってきた。イセリアはすぐに胸部装甲を置き、解体途中のファントムを固定して、車から出て四人を迎えた。


「皆、来たな」


シャルロッテとエリナが冒険者用装備をちゃんと整えているのに対してユーリとジークリンデはイセリアと分かれた時のままのぼろぼろの姿で現れた。


「なあ、イセリア、この二人に何やったんだ。見事なまでぼろぼろじゃねえか。行く前からぼろぼろって何だよ、おかしいだろ。そのせいで二人とも装備を整えてないだろうが、何考えてんだお前は」


エリナの言葉にイセリアはただ笑うしかなかった。だが当の本人たちは


「大丈夫です。ビームライフルとシグルドブレイドの使い方もそれを使った戦い方もマスターしました。これによりわたしも戦力として数えられるとうれしいです。それにわたしたちはお金がないため、冒険者用の最低限の装備も買えません」


さすがにそのことを聞いてイセリアもエリナもシャルロッテも頭を抱えた。よくそんなんで冒険者になる気になったなと。

さすがに武器だけじゃ駄目なのでイセリアは最低限の装備をユーリとジークリンデに渡した。ただし、お金は後払いで払うように言って。

そして、イセリアは四人を車まで案内した。


「あれ?寮で見せてくれた物と違う」

「確かあれはセダン型だったけど、これはワンボックスタイプね。そしてイセリアが改造して装甲車クラスの代物になっているとんでもないものだけど」

「装甲車とはなんですか?」

「簡単に言えば、装甲を取り付けた車のことよ。この世界にはないからイメージがつかないと思うけど。確か車に関しては科学研究部が開発しようとがんばっているみたいだけど、いまだ開発できていないのよ」

「へぇ~、車はまだ開発できていないならこの世界で車に初めて乗るのは我々ってことか、どんな感じだろうわくわくするな」


エリナは目を輝かせて初めて乗る車に対して心を躍らせている。

シャルロッテは乗り方を教え、三人はワンボックスに乗り始めた。助手席にはエリスが乗り、後部座席にはジークリンデ、ユーリ、シャルロッテの順番に乗り込んだ。

そのとき、ジークリンデが後ろの荷台のところに固定してある人型に気づいた。


「イセリア、後ろに載っているものは何ですか?片方は上半身?をむき出しにした状態で置いてますが、それにもう片方は片方の膝をついて機能停止?しているのは何ですか?」


後ろにいるユーリとシャルロッテもジークリンデに言葉に吊られて後ろをのぞいた。


「なにこれ」

「わぁ!ロボットだ。何、アンドロイド、すごいなあ、こんなものまで作っていたなんて、片方は製作途中かな、もう片方は完成品かな、動いているところが見たい!」


ユーリは驚いているが、シャルロッテは心を躍らせている。


「片方は旧校舎地下ダンジョンで手に入れた。ファントムで、今現在、解体中だ。もう片方はファントムと同じHFシリーズで、HF-005 アサルト、ベース機は私の搭乗機、XEF-005 エンプレスだ。この機体はファントムとは違い変形機構はオミットされていて変わりに換装できるようになっている。換装すること接近、遠距離、水中、空中、宇宙、どこにでも対応することができる機体だ」

「モデルはストライク?」

「バックパック換装はそうだが、機体のいたるところにハードポイントがあるからどちらというF90にストライクの換装方法を追加した機体かな」

「F90ね~、見た感じ、ストライクともF90とも似てないけど」


イセリアとシャルロッテの二人はロボットのことで盛り上がっていたが、その内容についてこれない三人はどうしたらいいのわからなかったが、エリナはこのままではいけないと思い、二人の会話を中断させる。


「これ以上、このことに費やしていたら、予定時間まで帰ってこれなくなるからもうそろそろ出発するべきだ」


二人は話を中断し、このことは後でということになり、薬草採取ポイントに向かうため、イセリアは車のエンジンをつけ、採取ポイントへ車を走らせるのであった。


 イセリア以外の四人は走り始めのときは話していたが、本来なら起床時間ではないせいかしだいに口数も減りいつしか眠っていた。


 私以外全員眠ってしまったか、深夜の運転のときにはよくある話だ。今のうちは眠っていてくれ採取ポイントではきっちり働いてもらうから。


 イセリアは眠っている四人を感じながら、運転に集中し採取ポイントへと車を走らせる。そして採取ポイント近くまでは順調にいけた。

次回:薬草採取のGランククエストⅡ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ