表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
帰還した世界での学園生活  作者: astry
第一部 一年生
19/83

試合

途中、視点変更します

 私は第一闘技場の前にきた、そこで案内を任された人についていき、第一闘技場の控え室に案内された。そこにはエミルが先に来ていた。


「エミル、さあ、早く見せしめに倒されて来い」

「普通、がんばれって言わない」

「私は言わない、そんな無責任なことはいえない」

「そうですか」


私たちは時間になるまでおとなしく待っていた。といってももうすぐ始まるわけだが・・・

少し待っていると人がやってきた。


「エミル・ヴォーダン・シュバリア、私について来て下さい。これより試合を開始します」

「わかりました。イセリア、出番が来た。何か一言言ってくれ」

「では、修行不足がたたらないうちにとっとと負けて戻って来い、以上」

「お前、相当ひどいな!!!」


そして、エミルは試合に行った。


あいつがちゃんと修行していればガーゴイル四体を一人で倒せたのに何でちゃんと修行しなかったのかな?それと何で、あいつは戦神ヴォーダンの祝福を使えてないんだ?封印されているわけでもないのに・・・、まさか祝福が効力が発揮できないほど弱いのか・・・、私が考えても無駄だな、これあいつの問題だし。早く、エミルの試合終わらないかな~。


エミルが出て行ってから五分が経過して、闘技場の方の音と熱気が消えた。


終わったか、結果はやっぱり、エミルの負けか、エミルはこれからも精進するようにっと、さて行こうかな。




 私は門をくぐり、リングに赴いた。そこには腕を組み静かにたたずむシャルロッテ先輩とエリナ先輩がいた。シャルロッテ先輩の武器は寮でいっていたとおり刀で、エリナ先輩の武器はナックルとレガースを装備していた。


「遅刻せず来たようね」

「はい、この試合、私が勝たせていただきます」

「ほう、すごい自信だな。こちらもそう簡単に負けてやるつもりはない」


私たちはにらみ合い試合開始のゴングが鳴るのを待った。


『それでは合意と見てよろしいですね。それでは試合開始!!!』


それと共にゴングが鳴り響き私たちの試合が始まった。観客は試合の始まりに歓声を上げる。

後にこの試合は『人間の限界に挑みし者たちの戦い』と呼ばれ、以後、エンデュミオンにおいて語り継がれていくことになる。


まずは、エリナ先輩から退場してもらうか。


私はエリナ先輩との距離を詰めようとしたが、先に動いたのはシャルロッテ先輩だった。シャルロッテ先輩は寮で話していたとおり、刀による突きで攻撃してきた。私はそれを左の剣で弾き右の剣でカウンターを仕掛けようとしたが、そこにエリナ先輩が突撃してきた。だが。


「エリナ先輩、タイミングが少しばかり遅いですよ。これでは私に反撃の隙を与えますよ」

「何っ!?」


私はその隙を突き、逆に距離を詰めた。




『おおっと!!!イセリア、エリナとの距離を一気に詰めた!!!そこで一閃。おっと避けられた。そこにシャルロッテ先輩の剣がきらめく、衝撃波を飛ばした!!!イセリア、それを回避、しかも回避中に右の剣をエリナに投げた~。エリナ、それを叩き落し、拾おうとするが、速い!!イセリア、一気に距離を詰め膝蹴りをかました!!!エリナ後ろに下がって回避、剣は拾えなかった~。その隙を突き、シャルロッテ先輩、突撃~、いや~、やりますね、イセリア、あの二人の攻撃を避けてなおかつ反撃するとは。解説のガイシャ先輩はどう思われますか』

『そうだな、俺的にはシャルロッテの最初の一撃で終わるかそれを回避して次のエリナの攻撃で終わると思っていたのだが・・・、面白い、一年が入ったものだ』

『あのガイシャ先輩の口の端が吊りあがった!!!いやはや面白い一年が入ったものですね』




 私はそこまで弱くないし、そんなことなら二対一なんてやろうとは思わない。にしても、なかなかやるな二人とも、だが、エリナ先輩がシャルロッテ先輩についていけてない以上、そこに付け入る隙がたくさんある。


「エリナ、私があなたに合わせる。先に行きなさい」

「了解!!!」


う~ん、シャルロッテ先輩がエリナ先輩に合わせたら確かに連携による隙は無くなるだろうが・・・、そんなんで私に勝てると思っているのか。




 くそっ、オレが先輩の足を引っ張っているのか、オレがイセリアより弱いばかりに先輩はオレのフォローに回っていることが多いせいで、そのせいで先輩が全力で戦えない。くそっ、くそっ、くそっ、これ以上、先輩の足を引っ張ってたまるか。オレの魔法を見せてやる。




 エリナ、焦っているのかしら、さっきから攻めが単調になりつつある。それにしても全員、いまだに魔法を使わないわね。私は攻撃魔法に魔力を回すぐらいなら身体強化や魔力放出して攻撃力を上げるという方法に回すことしか思いつかないけど。




「うおおおおおおおおおおおおおおおお」




『お~とっ、エリナ、突然、雄たけびを上げた!!!これは何を意味するのか、それにしても雄たけびと同時にオーラらしきものが見えますがあれは何だと思われますか。ガイシャ先輩』

『あれは魔法だな、だが魔力をオーラと言う形で視認できると言うことは高密度で質が高いということ。まさか彼女がこんなことできるなんて思っても見なかった』

『ガイシャ先輩が、驚きのあまり口があまり動かないようです。さてエリナはこの後どう出るのか、この魔法がどのような効果があるのか楽しみです』


「これは先輩やアモンを超えようとして編み出した魔法だ。イセリア、お前はオレの超えるべき壁として認めてやる。さあいくぞ!!!」




 エリナ先輩の攻撃が嵐のように私を攻める。それにさっきよりもはるかに速いし一撃一撃がはるかに重い、まるで脳のリミッターが解除されたような速さとパワーだ。封印状態じゃ、受けるので精一杯だ。エリナ先輩、こんな奥の手を持っていたなんて、私の見切りもまだまだだな。って、そんなことより今をどうにかしないと、相手は脳のリミッターを魔法で無理やり解除している状態、そのせいで体が力についていけてない。それゆえに時間を掛ければ、自滅するだろうが。あとにシャルロッテ先輩がいる以上ここで体力を奪われるわけには・・・がはっ!!!


『ついに、ついにイセリアに一撃が入った!!!この試合始めてのクリーンヒット!!!まるでダンスのような攻防からから一転、イセリアが防御にしか回れない!!!エリナはこんな奥の手を持っていたのか、ライバル宣言したかと思えばすぐさま蹴落とすのか!!!シャルロッテ先輩はエリナの変わりように驚いているのか刀を構えたままで棒立ちだ~』

『あのような魔法は始めてみたよ。だけど、あの魔法は本当の意味で切り札だ。確かにスピード、パワー、魔力が上がってはいるが、その反動により、体が悲鳴を上げている。この魔法はそうそう使えるようなものじゃない。この魔法は捨て身の魔法だ。封印指定を受けても文句言えない魔法だよ』

『なんと封印指定!!!そんな魔法を編み出していたのかエリナ!!!エリナの追撃はまだまだ続くぞ~。イセリアはこれにどう対処する!!!』

『彼女は完全につんでるよ。たとえ、耐え切ったとしても、後ろにいるのはこの学園最強のシャルロッテがいるからね』


好き放題に言ってくれる。相手が脳のリミッターを解除してくるなら、こちらも封印解除だ。

封印解除はエリナ先輩が使っているのと似ているかもしれない。だが、あちらは脳のリミッターを無理やりはずすだけで、リミッターを無くしている訳じゃないし抵抗も存在する。

封印は脳のリミッターを自分で設定したものに過ぎない。そして私は師匠たちと同じで人間という言う種の限界まで鍛え上げた。人間は、リミッターを解除しても限界が存在する。その先に行くには人間を超えて人となれ。


「封印解除!!!」

「くっ、そんなことをしたところで!!!」

「今の私はあなたよりはるかに強い」


私はエリナ先輩の後ろを取り、蹴りを入れた。彼女はそれを受けた。彼女はそれを利用して私との距離をとった。だが、今の蹴りでダメージが入ったようだが。


「バカな、今のオレより速いだと、それに、ぐっ!」


エリナ先輩は膝をつく。だが、彼女は踏ん張り、立ち上がる。


「てめぇが切り札を切った以上、オレはそれに勝ってみせる」

「エリナ先輩、すみませんがこれが私の普通なのです。さっきまでは封印した状態で戦ってました。見せてください人間という種の限界に到達したものに対する。あなたの足掻きを、ではいきますよ」

「きやがれ、何が人間という種の限界に到達しただ。オレはそれを超えてやる!」

「“人間を超えたければ人となれ”それが師匠が私に言った言葉だ!」


その後の攻防は激しさを増した。久々にこの状態で戦える人との戦いは楽しかった。だが、少ししてからエリナ先輩の限界がきた。


「ぐぅ!くそっ!ここまでか先輩、後は頼みます」


その一言をいい。エリナ先輩はリングの外に出て倒れた。そのとき魔法も解けたようだ。その後、救護班がきて担架にエリナ先輩を乗せて教護室に運ばれていった。




『まさかのエリナが退場・・・、まさかのガイシャ先輩の予想を覆したのはイセリア、なんと自分の力を封印していた!!!!封印を開放するとエリナの切り札を使用した状態と同じ、いや、その状態が普通になるくらいに鍛え上げたやつだった!!!いったいどうすればこのぐらい強くなれるのか後で聞きたいものですね。ガイシャ先輩』

『知りたいが・・・、まさか俺の予想を斜め上に行くとはあいつに関して俺は予測できないのか、いや、そんなことはない。そんなことはないはずだ』

『え~と、なんだか自分の世界に入ってしまったのでこれからは別の人に代わってくれないかな~。さあ、まだまだ試合は続きます。エリナの退場にシャルロッテ先輩はイセリアに対してどう出るのかが楽しみです』




 ありがとう。エリナ、あなたの戦いを無駄にはしない。私はイセリアより弱いだが、そこに大きな壁ある以上、そこに挑戦したくなるのは私が人間である証。


「いくよ。イセリア、私の全力を受けなさい」

「受け止めましょう。先輩の全力を!!!」

「はああああああああ!!!!」


私たちの試合はまだまだ続く・・・


次回:正義の祝福を受けし者と破滅との試合

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ