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帰還した世界での学園生活  作者: astry
第一部 一年生
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先輩Ⅱ

評価してくださった方ありあがとうございます。これからもがんばっていく所存です

 二人の先輩は私たちが旧校舎地下ダンジョンで起こったことを静かに聴いていた。最初は訓練用魔物しかいなかったのに突如、外でも見かけるような魔物が出現したこと、最奥でガーゴイル六体と戦ったこと、ファントムと戦ったこと、先生たちがダンジョンの中が変わったことを話し、自動マッピング装置を使い、ダンジョンマップを見せた。


「スマホなんでこれがここにあるの・・・」


シャルロッテ先輩、何でスマホのこと知っているんだ。それともあの噂は本当だったのか。先輩が転生者で現在の技術では再現不可能と言って技術の開示ができないと言う噂はがある。でも前世が一般市民だとその技術はあって当然だから開示も何もその技術が何故そうなるのか知らない可能性すらある。


「シャルロッテ先輩が転生者だって言う噂、本当なんですね」

「あら?公表してなかったかしら、私は転生者で正義の女神ユースティティアの祝福を受けし者。そして私が信じる正義は悪・即・斬」


どこの新撰組三番隊隊長だ、この世界では分からないネタだぞ。刀で突きということはあの突きなんだな、再現できるのか、明日戦うから、この情報は有益だぞ。


「どこの新撰組三番隊隊長ですか、この世界では分からないと思うのですが」

「イセリア、あなたも転生者なの?新撰組なんてこの世界ではわたしみたいな転生者しか知らないと思っていたのだけれど」

「いいえ、私は転生者ではありません。私は異世界渡航者です。過去に地球に行き新撰組を知りましたしあの漫画も読みました」

「あとで像を届けにきたとき、その話をしましょう。話が脱線してしまいましたわ」


先輩たちの話では過去にガーゴイルや魔物が出てきたことはないらしい、毎年先生たちが用意した訓練用魔物を相手に奥へ進むもののようだ。先輩たちはマッピングしていないためダンジョンの形が変わったかどうか分からないらしい。だが奥の部屋はここまで大きくなかったようだ。


「先生たちは中が変わったといっていたのか、オレのときもマッピングしとけば中とか形とかの比較ができたかもしれないな」

「エリナ、冒険者でもない限り普通、マッピングしようなんて考えないでしょう。現在冒険者のイセリアだからこそ考え付くことだと思うわ」

「ですが何度も踏破されているダンジョンをマッピングするなんておかしくありませんか、それならそのダンジョンのマップを買えば・・・あっ」

「ないのよ。旧校舎地下ダンジョンのマップなんて誰も持ってないのよ。誰もマッピングしてないし、しようと思わなかった。先生たちもマッピングしてないのじゃないかしら、していたらマップを持って中に入ったり、またはマップを複製して生徒たちに渡しているはずだもの」

「つまりダンジョンと言っておきながら簡単だったと言うことですね」

「はっきり言ってはじめてダンジョンに入る人にはうってつけの初心者ダンジョンでしたわ。ですが今年は第一層はこれまで同じく初心者ダンジョンのようですが奥では初心者でも勝てないようなガーゴイルがいる。あとでわたしたちが潜って変わった中を見てみたいものですわ」

「復活してくれていれば戦いたいものですね。Gクラスの課外授業で何回かダンジョンに潜っているとはいえ時々戦い足りなかったりしますから」


先輩たち潜る気満々だな。だけどエリナ先輩、普通、学生の身分の人物に難易度の高いダンジョンに潜らせるとは思えないのだが。

マッピングしたのはただマップデータが欲しかっただけであまり考えてないのだけど、それにしても誰もダンジョンのマッピングしてなかったのかよ、教師陣も含めて誰かやれよ。もしものときどうするつもりだよ。


「ですがガーゴイルはもともと石像ですから硬いですよ」

「わたしはクリスタルゴーレムを破壊したことがあるから大丈夫だわ」

「オレはアイアンゴーレムを倒したことがある」


アイアンにクリスタルのゴーレムを倒したことがあるか、先輩やりますね。それにしてもシャルロッテ先輩は刀でよくクリスタルゴーレムを破壊できるな、刀に使われてる刀身の材質は何だ、ただの鉄では切ることはおろか突くこともできないぞ。


「シャルロッテ先輩、当時、刀に使われて刀身は何ですかただの鉄だったら切ることも突くこともできないと思うのですが」

「当時の刀身は鋼鉄よ、刀は技で切る剣だから技量しだいでは切れるのよ。でもクリスタルゴーレムを破壊したとき刀身が折れてしまったから、今は破壊したクリスタルゴーレムを素材にした刀身に変えてますけど」


この人やばいな、三年生で一番強いんじゃないか。明日この人と戦うのか。ゴーシュとドロワの刀身が持つかな、もたなかったらあの二本を出すしかなくなるがこんなら予備を用意しておけばよかった。でも折れたらそのとき負けを認めればいいか。


「何考えてたの、イセリア」

「いえ、私の剣の刀身が持つか考えていました」

「言っておくが刀身が折れたからって負けを認めないからな、お前は素手でガーゴイルってやつを倒しているんだから、たとえ折れたとしても戦え」


うわ~、こんなんだったらそこらへんぼかせばよかった。


「ファントムは復活するのかしら、もし復活するなら戦ってみたいわ」

「オレも戦ってみたいです」


ファントムは復活しないと思うが、あれはゴーレムと違って魔物って訳じゃないから再び現れるとしたら第二層の最奥に一体現れる程度じゃないかな、聞いてみないとわからないけど。それにしても先輩方、地下ダンジョンと明日の戦いで盛り上がってるな。今のうちに食べないと、さすがに腹減った。


「この話を皆とまとめたいのでこの辺で失礼させていただきますわ」

「オレも行くか」

「ごきげんよう」

「じゃあな」


先輩たちは席を離れて自分たちの学年の人たち集まる席へと戻っていった。

まとめるも何もほとんど人こちらの話に聞き見立ててたじゃないですか。男子どもはなんか沈んでいるがあちらも男子の先輩方から今日のこと聞かれていのか。まぁいいや疲れた。飯でも食べて疲れを癒そう。

その後、私は周りから見てかなりの量の料理を食べてドン引きされ、一服してから詰め所に向かい、像の盗難届けをもらい書いて提出後、シャルロッテ先輩の部屋へ向かった。

転生者は他にもいます。


簡単な登場人物紹介

先輩

シャルロッテ・ユースティティア・トリッガー

転生者にして正義の女神ユースティティアの祝福を受けた人

三年生最強の人物

三年Gクラスの代表


エリナ・キャスケット

二年生の先輩

二年生女子のまとめ役


次回、転生者と異世界渡航者

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