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〖贈り物〗

真奈


「行くぞ。」


真奈の両手が紅く光る。


淡い熱。


そのまま脇腹へ近付く。


紫苑


「ぐっ……。」


熱い。


脇腹。


骨。


内側から焼ける。


胡桃


「辛抱して。」


真奈


「深いな。」


真奈


「中入るぞ。」


次の瞬間。


紫苑


「ガァァァッ!!!」


体が大きく揺れる。


胡桃


「動かないで!」


胡桃


「ズレちゃう!」


胡桃


「支えて!」


紫苑は咄嗟に腕を伸ばした。


抱き寄せる。


ギュッ。


胡桃


「……!」


海斗


「おぉ。」



「抱いた。」


鷹臣


「抱いた。」


玲央


「黙れ。」


真奈


「届いた。」


真奈


「切るぞ。」


両手が左右へ走る。


――シュッ!!


紫苑


「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ーーー!!!」


真奈


「胡桃!」


真奈


「治癒!」


胡桃


「分かった!」


胡桃は霊糸を止める。


代わりに。


本来の治癒力。


柔らかな光。


直接流す。


傷。


骨。


筋。


全部包む。


紫苑はまだ胡桃を抱き締めていた。


力が入る。


だが。


徐々に弱くなる。


紫苑


「はぁ……。」


紫苑


「はぁ……。」


胡桃


「大丈夫……。」


胡桃


「終わったよ。」


海斗


「うわ~~~。」



「悲惨~~~。」


鷹臣


「やば~~~。」


玲央


「どうだ。」


玲央


「紫苑。」


静寂。


紫苑


「…………。」


胡桃だけ見ていた。

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