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〖集中力〗
胡桃
「最後……。」
細い霊糸が最後の残滓へ触れる。
黒い残滓は静かに消えた。
消失。
沈黙。
胡桃
「終わった~~~。」
その場へ座り込む。
真奈
「よくやった。」
真奈
「胡桃。」
真奈
「凄い集中力だったぞ。」
由美
「よく頑張ったわね。」
杏奈
「流石は妹だわ。」
胡桃
「えへへ……。」
紫苑は脇腹へ触れた。
違う。
今まであった。
鈍い痛みじゃない。
血が通っている。
熱がある。
怪我本来の痛み。
紫苑
「……。」
その時。
胡桃の体が揺れた。
フッ。
崩れる。
紫苑
「おい!!」
咄嗟だった。
片腕で胡桃を抱き止める。
全員止まる。
胡桃
「ご、ごめんなさい……。」
胡桃
「ちょっと……目眩が……。」
真奈
「当然だ。」
真奈
「あれだけ集中した。」
真奈
「しかも霊力出しっぱなし。」
真奈
「無理もない。」
杏奈
「初めてであれは凄いわよ。」
由美
「今日は休みましょうね。」
胡桃
「うん……。」
紫苑はまだ胡桃を支えていた。
胡桃
「あっ。」
胡桃
「ご、ごめんなさい!」
慌てて離れる。
紫苑
「……。」
腕だけ。
少し熱が残っていた。




