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〖治療のあと〗

紫苑


〖軽い……。〗


静かに脇腹へ触れる。


違う。


重さが無い。


鈍さも無い。


血が通っている。


本来の痛みだけ。


紫苑


〖あんなに軽いのか……。〗


紫苑は抱き抱えた腕を見る。


細い。


軽い。


そして。


胡桃を見る。


胡桃はまだ息が上がっていた。


汗だく。


なのに笑っている。


玲央


「……にしても。」


玲央


「こんなに違うのか。」


一樹


「不思議な感覚だ。」


海斗


「体軽ぃ……。」


鷹臣


「今度は絶対骨折しねぇ。」



「あぁ。」



「痛み半端じゃねぇ。」


真奈


「だから言ったろ。」


全員


「先にちゃんと言え!!!」


真奈


「言った。」


杏奈


「お姉ちゃん。」


由美


「真奈。」


真奈


「はい。」


胡桃


「ふふっ……。」


病室に。


初めて。


穏やかな空気が流れていた。

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