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祓ノ血族(はらいのけつぞく)  作者: ハルヤ
第1章 「帰してもらえない胡桃」
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帰宅

冠崎家本邸。


胡桃が戻った瞬間だった。


胡桃

「死ぬかと思ったぁぁぁ!!」


半泣きのまま、

胡桃は真奈へ飛び付く。


真奈

「だから残業後に

裏路地通るな言うただろ!!」


胡桃

「近道だったんだもん!!」


真奈

「馬鹿!!」


怒鳴りながらも、

真奈の手は胡桃の頭を撫でていた。


その横で、

杏奈がくすくす笑う。


杏奈

「でもあの黒髪の子、

強かったねぇ。」


胡桃

「え?」


杏奈

「結界の中で、

唯一動けてた。」


真奈が眉を上げる。


真奈

「へぇ〜。」


真奈

「杏奈、

結界弱めた?」


杏奈は微笑む。


その笑顔は柔らかい。


だが、

底が見えない。


杏奈

「どうかしら?」


杏奈

「クスクスクス……。」


後ろで陸斗が立ち上がった。


陸斗

「次会ったら潰す。」


隼人

「俺も行く。」


真奈

「お前らは黙れ脳筋。」


即答だった。


その時。


奥から勢いよく由美が飛び出して来る。

由美

「胡桃!!

お帰りぃぃ!!」


ぎゅうううう。


胡桃

「お母さぁぁぁん!!」


再び泣き出す胡桃。


その後ろから、

修一まで現れる。


修一

「胡桃!!

帰ったか!!」


修一

「良かった……!!」


大男に抱き締められ、

胡桃が潰れかける。


胡桃

「く、苦しいぃ……!」


だがその顔は、

安心しきっていた。


そんな光景を見ながら、

真奈は静かに煙草へ火をつける。


真奈

「……ったく。」


怒っているはずなのに。


その目は、

どこか安心していた。

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