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祓ノ血族(はらいのけつぞく)  作者: ハルヤ
第3章〖接触〗
39/193

〖再会〗

「は?」


病室。


妙な沈黙。


由美はふわっと笑った。


由美


「怖がらなくて大丈夫よ。」


由美


「確認したいだけ。」


海斗


「いや。」


海斗


「何を?」


蓮


「そこからなんだけど。」


玲央


「母親同伴で来る確認って何だ。」


杏奈


「クスクスクス。」


由美は紫苑を見る。


残滓。


深い。


だが。


目を閉じる。


静かに息を吐いた。


由美


「……大丈夫そうね。」


杏奈


「どう?」


由美


「問題ないわ。」


その時。


コンコン。


病室の扉が鳴る。


全員視線を向けた。


ガラッ。


止まる。


胡桃だった。


私服。


少し緊張した顔。


胡桃


「し、失礼します……。」


沈黙。


海斗


「……。」


蓮


「……。」


玲央


「……。」


鷹臣


「マジ?」


一樹


「来たか。」


紫苑だけが黙る。


胡桃は病室を見回す。


そして。


ぺこっと頭を下げた。


胡桃


「えっと……。」


胡桃


「今日は。」


胡桃


「助けに来ました。」


沈黙。


全員止まる。


海斗


「……は?」


蓮


「助け?」


玲央


「何言ってんだ?」


胡桃は少し俯く。


それでも。


顔を上げた。


胡桃


「皆さん。」


胡桃


「苦しそうだったから。」


静寂。


由美だけが笑った。


由美


「よく言えました。」


胡桃


「うぅ……緊張した。」


杏奈


「クスクスクス。」

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