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祓ノ血族(はらいのけつぞく)  作者: ハルヤ
第3章〖接触〗
36/193

〖助太刀〗

通話終了。


修一は静かにスマホを下ろした。


沈黙。


真奈


「行ってくる。」


修一


「待て。」


修一


「一人か?」


真奈


「あぁ。」


真奈


「下位だろ?」


真奈


「問題ない。」


由美


「気を付けるのよ。」


真奈


「ん。」


真奈が指を鳴らす。


――パチン。


空間が歪む。


次の瞬間。


姿が消えた。



深夜。

〇✗地方。


神社。


石段。


夜霧。


そこには既に。


宗方家。


茂夫。


構成員達。


そして。


大量の下位異形。


宗方構成員


「来たぞ!!」


真奈が着地する。


真奈


「遅くなった。」


茂夫


「いやいや。」


茂夫


「助かるわい。」


真奈は周囲を見る。


神域。


霊脈。


全部荒れている。


真奈


「……思ったより酷い。」


茂夫


「結界核無しは痛いのぉ。」


異形が飛び出す。


真奈


「邪魔。」


霊刀。


蒼白い刃。


一閃。


ドガガガガッ!!


下位異形が消し飛ぶ。


宗方家全員止まる。


真奈は歩く。


切る。


祓う。


消える。


ただそれだけ。


数十分後。


静寂。


神社周辺は落ち着いていた。


真奈


「よし。」


真奈が中央へ立つ。


指先を地面へ置く。


紫の霊糸。


結界陣展開。


真奈


「臨時結界。」


真奈


「神域固定。」


光が広がる。


鳥居。


社。


森。


全部包み込む。


真奈


「結界核戻るまでは。」


真奈


「これで耐える。」


茂夫


「ほぉ。」


茂夫


「流石じゃ。」


真奈


「一週間。」


真奈


「それ以上は持たん。」


茂夫


「十分じゃ。」


真奈は振り返る。


真奈


「帰る。」


茂夫


「もうか?」


真奈


「眠い。」


沈黙。


茂夫


「相変わらずじゃの。」


真奈


「寝不足嫌い。」


空間転移。


――パキン。


姿が消えた。


夜の神社だけが残る。

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