表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
祓ノ血族(はらいのけつぞく)  作者: ハルヤ
第3章〖接触〗
33/193

〖重症〗

杏奈はカルテを確認する。


杏奈


「じゃあ。」


杏奈


「神崎玲央くんは誰?」


玲央


「……俺。」


杏奈


「神崎玲央くん。」


杏奈


「全身打撲。」


杏奈


「複数縫合。」


玲央


「……。」


杏奈


「月島海斗くん?」


海斗


「俺。」


杏奈


「全身打撲。」


杏奈


「頭部。」


杏奈


「脇腹縫合。」


杏奈


「切り傷複数。」


海斗


「うわぁ。」


杏奈


「黒崎一樹くん。」


一樹


「あぁ。」


杏奈


「全身打撲。」


杏奈


「両腕複数縫合。」


一樹


「……重いな。」


杏奈


「重いわよ。」


次。


杏奈


「桐生蓮くん。」



「俺俺。」


杏奈


「全身打撲。」


杏奈


「頭部縫合。」


杏奈


「右腕複雑骨折。」



「は?」



「複雑?」


杏奈


「複雑。」



「マジかよ。」


次。


杏奈の目が止まる。


杏奈


「氷室紫苑くん。」


紫苑


「……。」


静かに手を上げる。


杏奈


「全身打撲。」


杏奈


「全身複数縫合。」


杏奈


「右腹部縫合。」


杏奈


「両腕深部損傷。」


杏奈


「右足複雑骨折。」


沈黙。


海斗


「お前重っ。」


紫苑


「……。」


最後。


杏奈


「蛇塚鷹臣くん。」


鷹臣


「あぁ。」


杏奈


「全身打撲。」


杏奈


「左脇腹縫合。」


杏奈


「左腕複雑骨折。」


鷹臣


「うへぇ。」


杏奈はカルテを閉じる。


そして。


ふわっと笑った。


杏奈


「なるほど。」


杏奈


「……無事で良かったわね。」


沈黙。


全員


「どこが!!!」


病室へツッコミが響く。


杏奈


「生きてるじゃない。」


全員


「それはそうだけど!!!」


クスクスクス。


杏奈は笑った。


だが。


紫苑を見る目だけ。


少し止まっていた。


残滓。


まだ濃い。


杏奈


「……。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ