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祓ノ血族(はらいのけつぞく)  作者: ハルヤ
第3章〖接触〗
30/193

〖欠損〗

夜。


帰路。


真奈は歩いていた。


肩へ座るフェニックス。


その体内では、

淡く光る結界核が浄化されている。


真奈


「フェニ。」


フェニ


「ん?」


真奈


「結界核見てくれ。」


真奈


「ヒビと欠損がある。」


真奈


「杏奈と胡桃で何とかなるか?」


フェニックスは静かに結界核を見る。


浄化炎が揺れる。


フェニ


「……うん。」


フェニ


「何とかなりそう。」


フェニ


「杏奈ちゃんと胡桃ちゃんで復元出来るわ。」


真奈


「そうか。」


真奈


「すまないが家着くまで持っててくれ。」


フェニ


「了解~。」


炎が揺れる。


フェニックスは静かに消えた。



同時刻。


神崎組。


全員大学病院へ搬送された。


誰も。


まだ何が起きたか分からない。



冠崎家。


玄関。


ガチャ。


真奈


「ただいま~。」


次の瞬間。


冠崎家全員


「おかえり真奈姉ーー!!!」


由美が駆け寄る。


由美


「無事だったのね!!」


修一


「すまなかった。」


修一


「大丈夫か?」


真奈


「あぁ。」


真奈


「何とかな。」


真奈


「先風呂入っていい?」


由美


「沸かしてるわ。」


由美


「入りなさい。」


真奈


「おっと。」


真奈


「その前に。」


真奈が振り返る。


真奈


「杏奈。」


真奈


「胡桃。」


真奈


「こっち来てくれ。」


二人が止まる。


胡桃


「?」


杏奈


「どうしたの?」


真奈


「リビング。」


真奈


「全員来い。」


空気が変わる。


さっきまでの安心が消える。


全員がリビングへ移動した。


真奈が手を出す。


炎。


フェニックスが現れる。


フェニ


「ただいま~。」


その中心。


傷付いた結界核。


全員止まる。


修一


「……。」


杏奈


「結界核……?」


胡桃


「これ……。」


真奈


「復元頼む。」

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