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祓ノ血族(はらいのけつぞく)  作者: ハルヤ
第2章 〖日常〗
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〖未知なる者〗

地下。


異形が咆哮する。


ゴォォォォォォッ!!


衝撃波。


地下が軋む。


壁が砕ける。


天井が崩れる。


だが。


神崎組へ届く前に。


紫の結界が展開される。


――パキン。


衝撃は瞬く間に散った。


次の瞬間。


ドゴォォォォン!!


屋敷の一部が吹き飛ぶ。


地下が崩落する。


真奈


「……。」


真奈


「じいちゃん。」


真奈


「これ私じゃないからね。」


静かに呟く。


そして外へ出る。


夜。


断崖。


吹き飛んだ神崎組本邸。


異形が咆哮する。


その身体。


胸部。


黒い肉塊の中心。


紫色の光。


真奈の目が細くなる。


真奈


「結界核……。」


真奈


「取り込んだか。」


真奈


「くそ。」


真奈


「引き剥がすか。」


右手を上げる。


真奈


「――霊刀。」


地面が割れる。


蒼白い光。


一本の日本刀が現れた。


柄を握る。


真奈


「行くぞ。」


踏み込む。


斬撃。


ドガガガガッ!!


異形が切り裂かれる。


腕。


脚。


肉。


次々落ちる。


だが。


再生。


黒い肉が蠢く。


真奈


「……これでもダメか。」


溜息。


真奈


「しゃーなし。」


指を鳴らす。


真奈


「紅虎。」


炎。


白銀の虎が現れる。


紅虎


「仕事の時間?」


真奈


「結界核を取り込んでる。」


真奈


「引き剥がさないと永遠再生だ。」


真奈


「焼けるか?」


紅虎


「全部燃やせば?」


真奈


「結界核まで丸焦げにする気か。」


紅虎


「それはまずいわね。」


紅虎


「切った先から焼く。」


真奈


「霊刀に焔を纏わせてくれ。」


真奈


「離れたら焼いていい。」


紅虎


「了解。」


真奈


「ハク。」


地面から白蛇が現れる。


ハク


「呼んだ?」


真奈


「動き止めて。」


ハク


「オッケー。」


白蛇が笑う。


その瞬間。


異形が咆哮した。


真奈


「……始めるぞ。」

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