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祓ノ血族(はらいのけつぞく)  作者: ハルヤ
第2章 〖日常〗
25/193

〖異形の暴走〗

地下。


崩壊した通路。


悲鳴。


怒号。


玲央


「撃て!!!」


銃声が響く。


ダダダダダダッ!!


弾丸が異形へ叩き込まれる。


だが。


止まらない。


弾が身体へ沈み。


黒い肉が蠢く。


海斗


「嘘だろ!!!」



「効いてねぇ!!」


構成員達が次々撃つ。


ナイフ。


鉄パイプ。


銃。


全部。


効かない。


異形が腕を振る。


ドゴォォォン!!


構成員が吹き飛ぶ。


壁へ叩き付けられる。


悲鳴。


血。


玲央


「下がれ!!」


遅かった。


異形が突っ込む。


海斗


「っ!!」



「避けろ!!」


紫苑が前へ出る。


ナイフを振る。


切れる。


だが。


再生。


異形の腕が振り抜かれる。


ドガァァァン!!


紫苑が吹き飛ぶ。


壁へ激突。


海斗


「紫苑!!!」


異形が足を上げる。


紫苑目掛け、

踏み潰そうとした。


その瞬間。


――パキン。


紫の光。


地下全体へ、

巨大な結界が展開される。


異形の足が止まる。


ドンッ!!


透明な壁。


異形が押し潰せない。


玲央


「……?」


海斗


「何だこれ。」



「ガラス……?」


違う。


紫色の紋様。


神崎組一人一人へ、

強力な結界が張られていた。


そして。


入口。


足音。


コツ。


コツ。


コツ。


女が一人。


崩れた地下へ入ってくる。


短髪。


黒コート。


冷えた瞳。


真奈


「こいつに物理は効かんぞ。」


沈黙。


真奈


「弾の無駄遣いだ。」


全員止まる。


海斗


「……誰だ。」


玲央


「お前……。」


真奈は異形だけを見る。


真奈


「はぁ。」


真奈


「面倒なのに当たった。」


異形が咆哮。


真奈の目が冷える。


真奈


「さて。」


真奈


「終わらすか。」

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