24/193
〖異形〗
夜。
海沿いの断崖。
神崎組本邸へ向かう道。
真奈は一人歩いていた。
黒コート。
短い髪が風に揺れる。
真奈
「……こっちか。」
空気が重い。
霊気が濁っている。
普通の異形じゃない。
真奈
「嫌な感じ。」
足を止める。
視線の先。
――神崎組本邸。
真奈
「……は?」
その瞬間。
異常な霊圧が爆発した。
------------------------
地下。
構成員A
「最近妙な事多いっすね。」
構成員B
「早く終わらせ――」
止まる。
構成員C
「……おい。」
首が曲がる。
骨が鳴る。
構成員A
「……は?」
腕が裂ける。
黒い何かが皮膚下を蠢く。
構成員B
「何だお前……!!」
構成員C
「ァ……。」
顔が裂ける。
絶叫。
地下へ警報。
上階。
玲央
「何だ!?」
海斗
「地下だ!!」
全員駆け下りる。
扉を開ける。
止まる。
人じゃない何か。
構成員が潰されている。
海斗
「……は?」
蓮
「何だよ……これ。」
玲央
「化け物……?」
紫苑だけが黙る。
理解出来ない。
でも危険だけは分かる。
玲央
「全員避難!!」
⸻
その外。
真奈だけが異変を感じてる。
真奈
「異形……。」
真奈
「しかも下位じゃない。」




