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祓ノ血族(はらいのけつぞく)  作者: ハルヤ
第2章 〖日常〗
21/193

〖夕方の冠崎家〗

昼過ぎ。


冠崎家。


胡桃の部屋。


カーテンの隙間から、

柔らかな光が差し込んでいた。


胡桃


「……ん。」


ゆっくり目を開ける。


静か。


昨日までの騒ぎが嘘みたいだった。


コンコン。


由美


「胡桃~?

起きた?」


胡桃


「お母さん……。」


由美


「お昼出来てるわよ。」


胡桃


「……うん。」


階段を降りる。


リビングには、

由美だけが居た。


由美


「今日はゆっくりしなさい。」


胡桃


「でも……。」


由美


「ダメ。」


由美


「今日は休み。」


胡桃は小さく笑った。


二人だけの昼。


静かな時間。


そして。


別室。


真奈の部屋。


真奈


「……。」


ゆっくり目を開く。


時計を見る。


真奈


「昼過ぎか。」


ベッドから起き上がる。


胡桃が起きた事を感じ取る。


真奈


「起きたか。」


小さく呟いた。


午後。


学校終わり。


玄関。


雄一


「ただいまー!!」


伊織


「お腹空いたー!」


和真


「姉ちゃん居る?」


リビングが一気に騒がしくなる。


胡桃


「あ、おかえり。」

和真


「姉ちゃん起きた!」


ニパッ。


その後。


玄関が再び開く。


杏奈


「ただいま。」


陸斗


「疲れた~~。」


隼人


「腹減った。」


最後。


修一が帰宅する。


修一


「ただいま。」


由美


「お帰りなさい。」


夕暮れ。


久しぶりに全員揃う。


だが。


真奈だけがまだ帰っていない。


胡桃


「真奈姉ちゃん?」


修一


「今日は会議だ。」


修一


「もうすぐ帰る。」


そして。


外。


冠崎グループ本社。


真奈が歩いている。


真奈


「……。」


ふと空を見る。


嫌な気配。


真奈


「……何だ?」

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