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祓ノ血族(はらいのけつぞく)  作者: ハルヤ
第2章 〖日常〗
20/193

〖綻びと歪み・手探り〗

修一


「それはさておき。」


修一の表情が戻る。


先程までの緩さが消えた。


修一


「本当に。」


修一


「どこから手を付けたらいいか分からんのだ。」


会議室が静まる。


修一


「結界補修。」


修一


「修復。」


修一


「異形流入の食い止め。」


修一


「それに加え――」


修一


「人間への憑依。」


修一


「流石に手に負えん。」


雅も笑みを消した。


修一


「孝臣さん。」


修一


「雅さん。」


修一


「闇の方はどうだ?」


空気が止まる。


修一


「今回は胡桃が遭遇してしまった。」


修一


「そちら側の状況は?」


雅が静かに目を細める。



「……増えてるわ。」



「裏社会。」



「半グレ。」



「暴力組織。」



「妙な暴走が増えてる。」


孝臣も続ける。


孝臣


「こちらでも確認済みだ。」


孝臣


「理性が消える。」


孝臣


「突然の暴力。」


孝臣


「自傷。」


孝臣


「集団化。」


茂夫


「九州も同じじゃ。」


茂夫


「地下側が騒がしい。」


修一


「やはりか。」



「でも。」


雅の瞳が細くなる。



「気になるのよねぇ。」


修一


「?」



「全部。」



「下っ端ばかり。」


沈黙。


孝臣


「上位へ侵食が上がっていない。」


茂夫


「妙じゃの。」


修一


「……。」


修一の目が細くなる。


修一


「誰かが。」


修一


「流しているか。」


会議室が静まり返る。

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