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〖綻びと歪み・手探り〗
修一
「それはさておき。」
修一の表情が戻る。
先程までの緩さが消えた。
修一
「本当に。」
修一
「どこから手を付けたらいいか分からんのだ。」
会議室が静まる。
修一
「結界補修。」
修一
「修復。」
修一
「異形流入の食い止め。」
修一
「それに加え――」
修一
「人間への憑依。」
修一
「流石に手に負えん。」
雅も笑みを消した。
修一
「孝臣さん。」
修一
「雅さん。」
修一
「闇の方はどうだ?」
空気が止まる。
修一
「今回は胡桃が遭遇してしまった。」
修一
「そちら側の状況は?」
雅が静かに目を細める。
雅
「……増えてるわ。」
雅
「裏社会。」
雅
「半グレ。」
雅
「暴力組織。」
雅
「妙な暴走が増えてる。」
孝臣も続ける。
孝臣
「こちらでも確認済みだ。」
孝臣
「理性が消える。」
孝臣
「突然の暴力。」
孝臣
「自傷。」
孝臣
「集団化。」
茂夫
「九州も同じじゃ。」
茂夫
「地下側が騒がしい。」
修一
「やはりか。」
雅
「でも。」
雅の瞳が細くなる。
雅
「気になるのよねぇ。」
修一
「?」
雅
「全部。」
雅
「下っ端ばかり。」
沈黙。
孝臣
「上位へ侵食が上がっていない。」
茂夫
「妙じゃの。」
修一
「……。」
修一の目が細くなる。
修一
「誰かが。」
修一
「流しているか。」
会議室が静まり返る。




