【幻灯楼のVIP席】
真奈は、深いため息をついた。
そして。
神崎組のこと。
黄泉連のこと。
骸のこと。
結界核と封印具のこと。
総本家に連れてきた六人のこと。
その全てを、順を追って話し始めた。
四人は、それぞれソファに座り、黙って話を聞いていた。
琴音
「結界核と封印具のことは知ってるわ。」
琴音
「おばあちゃんから聞いたし。」
琴音
「でも、戻したんでしょ?」
真奈
「ああ。」
真奈
「でも、そこだけなのか。」
真奈
「他にもあるのかは、まだ分かってないんだよ。」
來華
「神崎組のことは知ってるわ。」
來華
「胡桃ちゃんが巻き込まれたやつよね。」
來華
「あれから、また何かあったのね。」
真奈
「ああ。」
真奈
「黄泉連が出てきた。」
真奈
「姿を見られてるし、気配も取られた。」
真奈
「あのままだと、イタチごっこだ。」
來華
「なるほどね。」
千颯は、黙っていた。
真奈
「千颯?」
千颯
「え?」
千颯
「ああ。ごめん。」
千颯
「実は、私の行方不明の兄貴のことが引っかかってさ。」
千颯
「何か関係があるかもって。」
真奈
「ああ。」
真奈
「随分前だろ?」
千颯
「うん。」
千颯
「だけど、何か引っかかるのよ。」
千颯
「ねぇ。」
千颯
「その六人の年齢、分かる?」
真奈
「あ~~。」
真奈
「杏奈なら知ってるかもな。」
真奈
「入院した時に、カルテ取ってたから。」
千颯
「杏奈ちゃんに聞いてみてよ。」
千颯
「何か分かるかも。」
真奈
「分かった。」
真奈
「聞いてみるよ。」




