【真奈の性格】
真奈
「いつもの私って何なのよ。」
千颯
「いつもの真奈は、面倒臭いと言いながら節度は守ってた。」
琴音
「いつもの真奈なら、ただ逃げてるだけ。」
琴音
「落ち着いたら帰ってたわよ。」
灯子
「いつもの真奈なら、ドリンクとスナックだけ食べて、駄べって終わり。」
灯子は、煙草を消した。
???
「いつもの真奈なら、連絡はくれるわよね~~。」
その声に驚いて、三人は後ろを振り向いた。
そこには、髪をアップにした女性が立っていた。
琴音
「來ちゃん!」
千颯
「來華!」
灯子
「早かったじゃないか。」
來華
「誰かさんの後始末が早く終わったのよ。」
來華
「誰かさんのおかげで。」
來華は、真奈を見た。
真奈
「お前……どうやって来たんだよ。」
來華
「普通にタクシーよ。」
來華
「灯子さんから、仕事が終わったタイミングで連絡もらったの。」
來華
「だから社員全員、リフレッシュ休暇で休んでもらったわ。」
真奈
「は?」
來華
「で?」
來華
「昼間っから酒飲んで。」
來華
「つまみ食べて。」
來華
「何を隠してるのよ。」
來華
「何から逃げてんのよ。」
真奈
「別に逃げてない。」
真奈は、顔を全員から背けた。
真奈
「ただ……。」
琴音・千颯・灯子・來華
「ただ?」
真奈は、拗ねたまま呟いた。
真奈
「じいちゃん家にいたくなかった。」
真奈
「それだけよ。」
四人は、顔を見合わせた。
琴音
「家で何かあったわね。」
千颯
「今まで、こんなことなかったよ?」
灯子
「家大好き人間が?」
來華は、しばらく考えてから口を開いた。
來華
「誰か……来た?」
その言葉に、真奈の肩がピクッと動いた。
四人は、その動きを見逃さなかった。
すかさず、琴音が口を開く。
琴音
「灯子さん、VIP席空いてる?」
灯子
「空いてるよ。」
灯子
「使いな。」
千颯
「ありがとう。」
來華
「上行くわよ。」
真奈
「は?」
真奈
「嫌だ!」
真奈
「どうせ色々聞く気じゃないか!」
來華
「当たり前でしょ。」
來華
「とことん付き合うわよ。」
真奈
「私は付き合わなくていい!」
琴音
「はいはい。」
千颯
「抵抗しない。」
來華
「諦めなさい。」
真奈
「お前ら本当に最悪!」
真奈は、ほぼ連行状態で、三人に引きずられるようにVIP席へ連れていかれた。
灯子はそれを見送りながら、クスクスと笑った。
灯子
「いい仲間を持ったねぇ。」




