表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
祓ノ血族(はらいのけつぞく)  作者: ハルヤ
【祓ノ血族】-本編-
188/193

【心配事】

灯子は、出来上がったおかずを持って二人のところへ来た。


真奈は、その皿を見て目を輝かせる。


真奈

「美味しそ~~。」


真奈

「いただきま~~ふ。」


一口食べる。


真奈

「うま~~~。」


灯子

「やれやれ。」


灯子は、ふっと息をついた。


灯子

「ね~~、琴音ちゃん。」


灯子

「この子に色恋の話はないわけ?」


灯子

「ずっとこの調子じゃない。」


灯子

「あたしゃ、この子が心配になるよ。」


そう言って、灯子はカウンターに頬杖をついた。


琴音

「あるわけないじゃない。」


琴音

「言い寄る男は、ゴマンといるけどね。」


琴音

「どれもこれも。」


琴音

「興味がない。」


琴音

「意味が分からない。」


琴音

「ただヤりたいだけだろ。」


琴音

「この繰り返し。」


真奈

「事実だろ。」


琴音

「そういうところよ。」


灯子

「も~~~。」


琴音

「この子に合うのは、番本能とか。」


琴音

「純粋にこの子だけを想うとか。」


琴音

「そのくらいじゃない?」


灯子

「番本能は……厄介だよ~~。」


灯子

「相手の中心は、全部番になるからね。」


灯子

「ただし!」


灯子は、ビシッと指を立てた。


灯子

「番はただ一人!」


灯子

「その番にのみ!」


灯子

「溺愛よ~~。」


灯子

「絶対離れないし。」


灯子

「頭の中は、番のことしか考えないからね~~。」


灯子

「熱烈よ~~~。」


真奈

「キモ。」


琴音

「案外、あんたは絆されるタイプよ。」


琴音は、真奈の頬をつついた。


真奈

「訳分からん。」


そう言いながら、真奈はつまみを食べた。


真奈

「は~~。」


真奈

「意味が分からないのが、この世なんだよな~~。」


真奈は、つまみをつつきながら言った。


琴音

「男がいたら変わるわよ。」


真奈

「変わってない奴が隣にいる。」


琴音

「私は別よ~。」


琴音

「体までは許してないもの。」


琴音

「相手の自尊心を、ちょっと満たしてあげてるだけ。」


琴音

「男って、単純だから。」


真奈・灯子

「さいて~~。」


琴音

「私は自由が好きなの。」


真奈は、はいはいと言いたげな顔で、つまみを口に運んだ。


そして、また酒を飲む。


真奈

「妖狐って怖ぇ。」


琴音

「あら、褒め言葉?」


灯子

「違うと思うよ。」


二人は、呆れた顔で琴音を見た。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ