表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
祓ノ血族(はらいのけつぞく)  作者: ハルヤ
【祓ノ血族】-本編-
183/193

【賑やかな総本家】

昼過ぎ。


総本家の玄関先に、車の音が響いた。


千代

「あら、来たねぇ。」


玄三

「賑やかになるな。」


修一

「……やれやれ。」


玄三

「今晩は、宴会にするかの。」


しばらくして。


玄関の方から、勢いのある声が響いた。


雄一

「じーちゃん!ばーちゃん!来たよーー!」


伊織

「来たよーー!」


和真

「ただいまーー!」


玄三

「おーー!!!」


玄三

「よ~来た! よ~来た!」


屋敷中に、玄三の声が響いた。


その顔は、昨日の重々しい当主のものではなかった。


ただの。


孫を迎える祖父の顔だった。


陸斗

「ただいま。」


隼人

「荷物、どこ置く?」


杏奈

「お邪魔しまーす。」


胡桃

「ただいま。」


由美

「みんな、お疲れ様。」


千代

「よく来たねぇ。」


玲央達は、思わず玄関の方を見る。


昨日まで静かだった総本家が。


一瞬で、騒がしくなった。


海斗

「……すご。」


一樹

「空気が変わったな。」


鷹臣

「一気に家になった。」


紫苑

「……。」


蓮は、辺りをキョロキョロと見渡した。


一人、居ない。


いつの間に。


その様子を見て、海斗が口を開いた。


海斗

「どした、蓮?」


「居ないんだ。」


海斗

「誰が?」


「あいつが。」


鷹臣は、ため息をついた。


鷹臣

「そんなに探さなくても、外に出るくらいあるだろ。」


「だけど!」


玲央

「ずっと一緒に居るのも、息が詰まるだろ。」


玲央は、蓮の肩をポンと叩いた。


玲央

「ほっとけよ。」


「……。」


納得はしていない。


だが、これ以上言っても仕方がないことくらいは分かっていた。


その一方で。


紫苑は、紫苑で玄関の方へ向かっていた。


一樹

「おい、紫苑。」


紫苑は止まらない。


一樹

「待てよ。」


一樹は、紫苑の後を追った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ