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祓ノ血族(はらいのけつぞく)  作者: ハルヤ
【祓ノ血族】-本編-
182/193

【向き合う覚悟】

玲央は、もう一度全員を見た。


一樹は、静かに頷いた。


海斗は、少しだけ困ったように笑った。


鷹臣は、何も言わず玲央を見る。


紫苑は、目を逸らさなかった。


蓮は、拳を握ったままだった。


玲央

「……分かった。」


玲央

「俺も知る。」


玲央

「怖くないと言えば嘘になる。」


玲央

「だが、知らずに危険に晒す方が怖い。」


一樹

「ああ。」


鷹臣

「決まりだな。」


海斗

「うん。」


紫苑

「……ああ。」


「やる。」


玲央は、深く息を吐いた。


玲央

「なら、答えは一つだ。」


玲央

「俺達は、知る。」


玲央

「過去も。」


玲央

「血も。」


玲央

「背負ってきたものも。」


玲央

「全部だ。」


海斗

「……うわ、言ったね。」


玲央

「言った。」


海斗

「逃げられないね。」


玲央

「もう、とっくに逃げられない。」


その言葉に、誰も反論しなかった。


逃げられない。


けれど。


逃げるだけではなく、向き合う道もある。


それを、初めて知った気がした。

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