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【向き合う覚悟】
玲央は、もう一度全員を見た。
一樹は、静かに頷いた。
海斗は、少しだけ困ったように笑った。
鷹臣は、何も言わず玲央を見る。
紫苑は、目を逸らさなかった。
蓮は、拳を握ったままだった。
玲央
「……分かった。」
玲央
「俺も知る。」
玲央
「怖くないと言えば嘘になる。」
玲央
「だが、知らずに危険に晒す方が怖い。」
一樹
「ああ。」
鷹臣
「決まりだな。」
海斗
「うん。」
紫苑
「……ああ。」
蓮
「やる。」
玲央は、深く息を吐いた。
玲央
「なら、答えは一つだ。」
玲央
「俺達は、知る。」
玲央
「過去も。」
玲央
「血も。」
玲央
「背負ってきたものも。」
玲央
「全部だ。」
海斗
「……うわ、言ったね。」
玲央
「言った。」
海斗
「逃げられないね。」
玲央
「もう、とっくに逃げられない。」
その言葉に、誰も反論しなかった。
逃げられない。
けれど。
逃げるだけではなく、向き合う道もある。
それを、初めて知った気がした。




