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祓ノ血族(はらいのけつぞく)  作者: ハルヤ
【祓ノ血族】-本編-
179/193

【見捨てぬ覚悟】

玄三

「ただし、これは強制ではない。」


玄三

「自分達の人生じゃ。」


玄三

「このままでいい。」


玄三

「何があっても乗り切る覚悟があるなら、せんでもいい。」


玲央達は黙っていた。


玄三

「これからの人生は長い。」


玄三

「裏と表。」


玄三

「全く違う世界じゃ。」


玄三

「裏へ堕ちるのは簡単じゃ。」


玄三

「だが、そこから表へ戻るには、想像を絶するものを伴う。」


玄三は、玲央達を見た。


玄三

「ただし。」


玄三

「これだけは覚えておけ。」


玄三

「一度、冠崎家と関わったからには。」


玄三

「何があっても。」


玄三

「何が起こっても。」


玄三

「絶対に、お前達を見捨てん。」


その言葉に、空気が止まった。


玄三

「共に戦い。」


玄三

「共にある。」


玄三

「それだけは忘れるな。」


誰も、すぐには返せなかった。


玄三

「話は以上じゃ。」


玄三

「自分達の人生だ。」


玲央達は全員顔を見合せた。


玲央

「……少し、時間をください。」


玄三

「ああ。」


玄三

「急いで出す答えではない。」


修一

「ただ、時間はあまりない。」


玄三

「それでも、選ぶのは本人達じゃ。」


そう伝えて、玄三と修一は座敷を去った。

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