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【見捨てぬ覚悟】
玄三
「ただし、これは強制ではない。」
玄三
「自分達の人生じゃ。」
玄三
「このままでいい。」
玄三
「何があっても乗り切る覚悟があるなら、せんでもいい。」
玲央達は黙っていた。
玄三
「これからの人生は長い。」
玄三
「裏と表。」
玄三
「全く違う世界じゃ。」
玄三
「裏へ堕ちるのは簡単じゃ。」
玄三
「だが、そこから表へ戻るには、想像を絶するものを伴う。」
玄三は、玲央達を見た。
玄三
「ただし。」
玄三
「これだけは覚えておけ。」
玄三
「一度、冠崎家と関わったからには。」
玄三
「何があっても。」
玄三
「何が起こっても。」
玄三
「絶対に、お前達を見捨てん。」
その言葉に、空気が止まった。
玄三
「共に戦い。」
玄三
「共にある。」
玄三
「それだけは忘れるな。」
誰も、すぐには返せなかった。
玄三
「話は以上じゃ。」
玄三
「自分達の人生だ。」
玲央達は全員顔を見合せた。
玲央
「……少し、時間をください。」
玄三
「ああ。」
玄三
「急いで出す答えではない。」
修一
「ただ、時間はあまりない。」
玄三
「それでも、選ぶのは本人達じゃ。」
そう伝えて、玄三と修一は座敷を去った。




