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祓ノ血族(はらいのけつぞく)  作者: ハルヤ
【祓ノ血族】-本編-
178/193

【代償】

玲央

「先に、俺達の血筋を調べるのではないんですか。」


玄三

「それは後じゃ。」


玲央

「後?」


玄三

「ああ。」


玄三

「今のお前達は、濁りが濃い。」


玄三

「その状態で奥を覗けば、何が本来のものか分からん。」


海斗

「本来のもの……。」


玄三

「血の力なのか。」


玄三

「穢れなのか。」


玄三

「黄泉の連中に触れられた影響なのか。」


玄三

「それらが混ざって見える。」


一樹

「つまり、先に不純物を落とす必要がある……。」


一樹

「そういう事ですか?」


玄三

「そういうことじゃ。」


修一

「濁った水じゃ、底が見えないんだ。」


修一

「まず澄ませる。」


修一

「それから底を見る。」


紫苑

「……。」


「俺の封印は?」


玄三

「それも後じゃ。」


「なんでだ。」


玄三

「お前のものは、特に深い。」


玄三

「無理に触れば、お前自身が呑まれる。」


「……。」


玄三

「焦るな。」


玄三

「まずは、お前が自分を忘れんようにすることじゃ。」


玲央

「つまり、穢れを落とすかどうかは、俺達が選ぶ必要がある。」


玄三

「ああ。」


玄三

「強制はせん。」


玄三

「自分達の人生じゃ。」


玄三

「よく考えなさい。」


玄三は、玲央達をみて更に伝えた。

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