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祓ノ血族(はらいのけつぞく)  作者: ハルヤ
【祓ノ血族】-本編-
173/193

【真夜中の縁側】

神崎組が眠りについた頃。


玄三と修一、真奈は縁側にいた。


夜風が、庭の木々を静かに揺らしている。


玄三

「しかし……。」


玄三

「よくもまあ、あんなに固まったもんじゃのう。」


玄三

「全員、こっち側じゃないか。」


真奈

「え?」


真奈

「そうなの?」


修一

「桐生だけかと思ったら、そうじゃなかったんだな。」


玄三

「ああ。」


玄三

「これは荒れるかのう。」


修一

「……荒れる?」


玄三

「荒れるじゃろ。」


玄三

「隠されとったものが、一気に表へ出る。」


玄三

「本人達も、周りも、ただでは済まん。」


真奈

「……。」


玄三

「まっ。」


玄三

「元サヤに収まるじゃろ。」


真奈

「元サヤ?」


玄三

「ああ。」


玄三

「本来あるべき場所へ戻るだけじゃ。」


修一

「……。」


玄三

「憂いは無くなる。」


修一

「は~~~~……。」


修一は大きく息を吐いた。


玄三

「全く。」


玄三

「面倒事を押し付けおって。」


修一

「押し付けてない。」


真奈

「なるべくしてなったんだな~~~。」


三人は、しばらく黙った。


そして。


三人

「はぁ~~~~……。」


大きなため息が、夜の縁側にこぼれた。

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