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【真夜中の縁側】
神崎組が眠りについた頃。
玄三と修一、真奈は縁側にいた。
夜風が、庭の木々を静かに揺らしている。
玄三
「しかし……。」
玄三
「よくもまあ、あんなに固まったもんじゃのう。」
玄三
「全員、こっち側じゃないか。」
真奈
「え?」
真奈
「そうなの?」
修一
「桐生だけかと思ったら、そうじゃなかったんだな。」
玄三
「ああ。」
玄三
「これは荒れるかのう。」
修一
「……荒れる?」
玄三
「荒れるじゃろ。」
玄三
「隠されとったものが、一気に表へ出る。」
玄三
「本人達も、周りも、ただでは済まん。」
真奈
「……。」
玄三
「まっ。」
玄三
「元サヤに収まるじゃろ。」
真奈
「元サヤ?」
玄三
「ああ。」
玄三
「本来あるべき場所へ戻るだけじゃ。」
修一
「……。」
玄三
「憂いは無くなる。」
修一
「は~~~~……。」
修一は大きく息を吐いた。
玄三
「全く。」
玄三
「面倒事を押し付けおって。」
修一
「押し付けてない。」
真奈
「なるべくしてなったんだな~~~。」
三人は、しばらく黙った。
そして。
三人
「はぁ~~~~……。」
大きなため息が、夜の縁側にこぼれた。




