【初めての言葉】
真奈
「戸惑ってもさ。」
真奈
「なるようにしかならんし。」
真奈
「お前達も、結局どうしたらいいか分からないんだろ?」
全員、黙ってしまう。
否定できなかった。
分からない。
何が起きているのか。
これからどうすればいいのか。
何ひとつ、分からなかった。
真奈
「それを、これからどうにかするんだよ。」
真奈
「何故そうなったのか。」
真奈
「何故、自分だけだったのか。」
真奈
「真実は何なのか。」
真奈
「それと、“黄泉連”。」
真奈
「あいつらが、何故姿を出してきたのか。」
真奈
「本当に“黄泉連”だけなのか。」
真奈
「調べる必要もある。」
海斗
「あいつらだけじゃないの!?」
真奈
「ああ。」
真奈
「厄介な奴らがいる。」
真奈
「そいつらが出てくる可能性が高い。」
修一
「そのためにも、君達の生い立ちを遡る必要がある。」
修一
「君達のためにもだ。」
由美
「明日になれば、陸斗や隼人、みんな集まるわ。」
由美
「大丈夫よ。」
千代
「あんた達だけにはしないさ。」
千代
「私達が力になる。」
千代
「大丈夫だよ。」
何故か。
なぜだかは、分からない。
分からないのに。
その言葉を聞いた瞬間、胸の奥が苦しくなった。
責められているわけではない。
追い詰められているわけでもない。
ただ。
ひとりにしないと、言われただけだった。
玄三
「今は休息が必要じゃ。」
玄三
「しっかり食べて、寝る。」
玄三
「分かったか?」
全員
「はい。」
その返事は、思ったよりも素直に出た。
神崎組は、それぞれゆっくりと食卓へ向かった。




