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祓ノ血族(はらいのけつぞく)  作者: ハルヤ
【祓ノ血族】-本編-
170/193

【初めての言葉】

真奈

「戸惑ってもさ。」


真奈

「なるようにしかならんし。」


真奈

「お前達も、結局どうしたらいいか分からないんだろ?」


全員、黙ってしまう。


否定できなかった。


分からない。


何が起きているのか。


これからどうすればいいのか。


何ひとつ、分からなかった。


真奈

「それを、これからどうにかするんだよ。」


真奈

「何故そうなったのか。」


真奈

「何故、自分だけだったのか。」


真奈

「真実は何なのか。」


真奈

「それと、“黄泉連”。」


真奈

「あいつらが、何故姿を出してきたのか。」


真奈

「本当に“黄泉連”だけなのか。」


真奈

「調べる必要もある。」


海斗

「あいつらだけじゃないの!?」


真奈

「ああ。」


真奈

「厄介な奴らがいる。」


真奈

「そいつらが出てくる可能性が高い。」


修一

「そのためにも、君達の生い立ちを遡る必要がある。」


修一

「君達のためにもだ。」


由美

「明日になれば、陸斗や隼人、みんな集まるわ。」


由美

「大丈夫よ。」


千代

「あんた達だけにはしないさ。」


千代

「私達が力になる。」


千代

「大丈夫だよ。」


何故か。


なぜだかは、分からない。


分からないのに。


その言葉を聞いた瞬間、胸の奥が苦しくなった。


責められているわけではない。


追い詰められているわけでもない。


ただ。


ひとりにしないと、言われただけだった。


玄三

「今は休息が必要じゃ。」


玄三

「しっかり食べて、寝る。」


玄三

「分かったか?」


全員

「はい。」


その返事は、思ったよりも素直に出た。


神崎組は、それぞれゆっくりと食卓へ向かった。

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