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祓ノ血族(はらいのけつぞく)  作者: ハルヤ
【祓ノ血族】-本編-
167/193

【総本家の中・続】

玄三

「とりあえず、今日は休め。」


玄三

「話は明日じゃ。」


修一

「中へ入ろう。」


修一に促され、全員が屋敷の中へ向かった。


真奈

「ただいま~。」


玄関の奥から、柔らかな声が返ってくる。


千代

「あらあら。」


千代

「大勢ね。」


そこに立っていたのは、穏やかな笑みを浮かべた女性だった。


千代

「真奈の祖母の千代よ。」


千代

「よろしくね。」


由美

「みんな、ご苦労さま。」


由美も、にこっと笑って迎えた。


玲央

「こんな夜分遅く、申し訳ございません。」


由美

「いいのよ。」


由美

「さあ、入って。」


千代

「入りなさい。」


千代

「お風呂は大丈夫かい?」


千代と由美は、何も責めなかった。


何も問い詰めなかった。


ただ、当たり前のように迎え入れた。


その空気に、神崎組は誰もすぐには言葉を返せなかった。


こんな夜更けに。


こんな事情を抱えて。


突然現れた自分達を。


この家は、拒まなかった。


玲央達にとって、それは初めての感覚だった。


とりあえず、案内されるまま中へ入った。

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