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【常連からの依頼】
通話を切った後も、玲央はしばらくスマホを見ていた。
修一の声が、耳に残っている。
嫌な感じがする。
その一言が、妙に引っかかった。
だが、依頼元は本物だった。
確認も取れている。
会合の身辺警護。
常連。
緊急。
無下にはできない。
玲央
「準備する。」
一樹
「ああ。」
海斗
「了解。」
鷹臣
「……気は抜くなよ。」
紫苑
「分かってる。」
蓮
「さっさと終わらせるぞ。」
神崎組は、入念に準備を進めた。
護衛の手筈を整え、移動ルートを確認し、現場周辺の情報を洗う。
不自然な点はない。
少なくとも、表面上は。
だからこそ。
その依頼は、気味が悪いほど普通だった。
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通話が切れた後。
真奈
「私は現場近くで待機する。」
修一
「真奈。」
真奈
「嫌な予感がする。」
修一
「……分かった。」
修一
「ただし、姿は見せるな。」
真奈
「ああ。」
真奈は、窓の外へ視線を向けた。
あの時。
骸は、最後に言いかけた。
次は絶対――。
その先の言葉は、聞こえなかった。
だが、真奈には引っかかっていた。
次は絶対、何をするつもりだったのか。
真奈を狙うのか。
神崎組を狙うのか。
それとも、別の何かか。
今回じゃないかもしれない。
ただの取り越し苦労かもしれない。
けれど。
何かあってからでは遅い。
真奈
「念のためだ。」
修一
「ああ。」
修一
「頼む。」
真奈
「任せろ。」




