160/193
【緊急の依頼】
後日。
急に、一件の依頼が入った。
依頼元は、いつもの常連。
バックもかなり大きい。
しかも今回は、会合のための身辺警護だった。
一樹
「依頼元は本物だ。」
玲央
「連絡は取ったか。」
一樹
「ああ。本人確認もした。」
一樹
「声も、合言葉も、過去の取引情報も一致している。」
海斗
「じゃあ、罠じゃない?」
鷹臣
「依頼そのものはな。」
紫苑
「現場は?」
一樹
「そこも確認した。」
一樹
「不自然な変更はない。」
紫苑
「……修一さんには?」
玲央
「連絡は入れた。」
紫苑
「返事は。」
玲央
「渋られた。」
一樹
「だろうな。」
玲央は、小さく息を吐いた。
修一には、すでに連絡を入れていた。
修一
「正直、勧めない。」
玲央
「でしょうね。」
修一
「だが、君達にも君達の立場がある。」
玲央
「はい。」
修一
「行くなら、短時間で済ませなさい。」
修一
「違和感があれば、即座に引くこと。」
玲央
「分かりました。」
修一
「……玲央君。」
玲央
「はい。」
修一
「嫌な感じがする。」
玲央
「……。」
修一
「気をつけなさい。」
玲央
「はい。」




