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〖役割〗
修一
「現在、
冠崎家でも対応に追われている。」
雅が静かに目を細めた。
雅
「真奈ちゃんが動いてるの?」
修一
「あぁ。」
修一
「現在、
真奈が前線指揮を執っている。」
孝臣
「ほぉ。」
茂夫
「相変わらず化け物じゃの。」
修一は苦笑した。
修一
「否定は出来ませんな。」
修一
「結界核は真奈。」
修一
「杏奈が霊脈と結界を繋いでいる。」
雅
「繋ぎ役……。」
雅が小さく息を吐く。
雅
「なるほど。」
雅
「だから冠崎の結界は崩れないのね。」
修一
「前線防衛は陸斗、隼人。
雄一と伊織も既に実戦へ入れている。」
孝臣
「……子供までか。」
修一
「現状、
年齢を選んでいる余裕はありません。」
空気が少し重くなる。
修一は静かに続けた。
修一
「そして。」
修一
「治癒と浄化は、
胡桃、和真、由美が担当している。」
その瞬間。
雅の瞳が僅かに揺れた。
雅
「……由美さんまで?」
修一
「あぁ。」
茂夫
「ほっほっほ。」
茂夫
「相変わらず、
冠崎家は家族総出じゃの。」
修一
「元々、
冠崎はそういう家です。」
沈黙。
そして。
孝臣が静かに呟いた。
孝臣
「……一つの術式だな。」
空気が止まる。
修一は否定しない。
孝臣
「真奈が核。」
孝臣
「杏奈が霊脈接続。」
孝臣
「防衛が陸斗達。」
孝臣
「治癒が胡桃達。」
孝臣
「家そのものが、
巨大結界になっている。」
雅
「怖い家族ねぇ。」
クスリと笑う。
だが。
その目は笑っていなかった。




