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アルティメイト ~最凶な世界でもエンジョイライフ~  作者: ちょばい


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28.ようこそ前線へ!(VRゲーム) ソロプレイ編

【ウィルン視点】


《Game Start》


ヤミイチさんから借りた機械を頭につけて横になり、電源を付けたらゲームスタートの画面が現れ視界に何もない広い空間が広がっていく。


そして広がりきったら正面にウィンドウが現れる。


《あなたの所持金は500万エルンです》

《前線突入はこちら》

《複数人で遊ぶ場合はこちら》

《アイテムの購入はこちら》

《このゲームが初めての方はこちら》


僕はもちろん初めての方へ歩みを進めた。


《チュートリアル》

《このゲームは仮想世界に前線を再現したものです》

《アイテムや自身のスキルを駆使して生き残り、前線の素材やアイテムを回収してお金を稼いで行きましょう》


なるほど?少し説明不足な気もするけどやることはわかった。つまりその前線?とやらの世界で生き残ることが目標のゲームのようだ。


とりあえず何を用意したらいいかとかはサインに少し教えてもらったけど、初心者用のプリセットが用意してあったのでそれを使うことにしよう。


《ほどほどのバッグ 容量50㌔》

《量産型パワーアーマー(電磁バリア付き)》

《パワーアーマー予備バッテリー 3個》


《ヘリアル製アサルトライフル AS‐700G》

《通常弾薬300発》

《ライフル用マガジン 5個 装填数 30》

《ヘリアル製ショットガン SG‐1500М》

《通常弾薬50発》

《ショットガンマガジン 5個 装填数 10》

《スタングレネード 5個》


《インスタント食料 10食分》

《水 500mlペットボトル 10本》

《回復薬(緑) 5本》

《鎮痛薬 5本》

《緊急医療セット 1箱》


《電磁ナイフ》


おおう…結構ある。

ゲームなのに食料とかも気にしないといけないようだ。武器やパワーアーマーの性能は…よくわからない。とりあえず試しにパワーアーマーを着てみる。


…重い。サインや姉御さんがくれたパワーアーマーよりもかなり質が悪い。


普段自分がどれだけ良い装備を使わせて貰ってたのかこんなところで実感することになるとは…武器もきっとお察しレベルなんだろう。


武器も弾薬を消費せずにお試しできるようなので試してみよう。的は…


《生物兵器 オークン》

《機械兵器 ニンジャマスター》


二種類から選べるようだ。

とりあえずオークンを選択する。

少し離れた位置に豚の顔がついた、サインよりも少し大きな生物兵器が現れた。それは襲ってくるわけでもなく棒立ちしている。本当に的だ。


試し撃ちをすると5発頭に当てるとオークンは倒れた。

銃の威力の高さはよくわからないけど、まあこれもきっと弱いんだろうな。でも狙ったところにちゃんと飛んではいくからいいか。反動も大きくはない。あと消音機能も付いているのか撃っても静かだ。


僕は出てきたバッグに用意された荷物を入れ、初期の衣服にあるポケットに弾薬を入れたマガジンを装着、武器を手に持ち


《前線に突入する》


の方へ進んだ。




《〜ハイガル戦地〜》


辺りに荒野が広がる。目の前には僕が今から入ることになるであろう、地下に繋がる洞窟が見えた。遠くから銃声や爆発音、何かの雄叫びが聞こえてくる。


僕は迷わずに洞窟に進んだ。

洞窟は暗く視界が悪い。地面の感じがわかりにくく少し歩きにくい…


お姉ちゃん先生に習った歩き方でできる限り足音を小さくしているがどうしてもカツカツと音が響いてしまう。


「バウッバウッ!」


犬?みたいな生き物がこちらに突撃してきた。かなりグロテスクな見た目になっているやつだ。僕は訓練通りに銃を向け撃つ。


「キャイン…」


犬みたいな生き物はすぐに倒れ動かなくなった。しゃがみ込んでその犬をじっくり調べてみる。これが生物兵器か…兵器についてはサインから少し教えてもらっているが自分でも確認を…


《粗悪な肉》

《ボロボロの皮膚》


!なんかウィンドウが出てきた…なるほど。死体からも剥ぎ取れると…


現実にそっくりな世界なのに、ウィンドウが出るたびにゲームに引き戻されるような感覚になるな…


とりあえず明らかに価値のないものなので無視をして調べてみる。犬の口からは銃口のようなものが飛び出しており、ここから何かしらの弾丸が発射できるようになってるようだ。


情報は大事、生物兵器からの飛び道具もあると。気をつけて戦っていこう。


僕は先に進み、ほどほどに敵を倒し時に身を潜め敵をやり過ごす。


「コココ、ココ?ココココココ…」


昔の生き物図鑑で見たダチョウの姿そっくりな奴はかなりヤバそうだった。そいつは全身の羽はなくツンツルテンなのだが筋肉がとんでもない。


首も太く頭はフラフラしてて狙いにくい。そいつは別の方の物音が気になったのか唐突に走り出して消えた。一瞬で…追いかけられたら逃げられないな。


別のところでは人間と機械兵器が戦ってる風景もあった。四脚の蜘蛛みたいなやつと銃弾を交換しあっている。


唐突に蜘蛛の頭部に亀裂が入り横に割れた。人間達が倒したのか?と思いきや横にレーザーが発射され、戦っていた人間達は全滅した。


こわ…蜘蛛の兵器も足速に場を離れたので人間の死体に近寄る。


《壊れた武器》

《壊れたパワーアーマー》

《人間♂の上半身》

《回復薬(緑)》


大半が壊れたりしていたけど、少し使えるものもあるな。死体漁りはサインとやった経験があるのでスムーズにできてしまった…


必要なものと要らないものを選ぶ速度が自分でも早かったと思う。


まぶしっ!右目に赤い光が当たる…

アレ?







…時間が止まったかのような感覚に陥る。息ができない。いや、息はしているが非常にゆっくりの感覚だ。なんだこれは…


体もゆっくりとでしか動けない。


狼狽えていると何か赤い光に沿って何か、青い光を纏って跳んでくるのが見えた。見えたけど避けれない。体の動きがゆっくりすぎて間に合わない。


時間が経つにつれ、どんどんと体が動かなくなっていく。跳んできているものも目視できた。あれは銃弾だ。銃弾はゆっくりと僕の頭に向かっている。


そのまま、動けないまま時間が過ぎ僕の額に銃弾がめり込む…痛みまで再現しなくてもいいのに…









《Game Over》

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