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アルティメイト ~最凶な世界でもエンジョイライフ~  作者: ちょばい


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26.トラッパーの弟子の名前

【サイン視点】


俺は急いで情報端末を操作する。久しぶりの全力だ!だらけきった体の筋肉に鞭を打ち俺は文字を入力をしていく!!


「ちょっと待とうかサイン君!?」

「チイッ早いなトラッパー…」


俺の情報端末はトラッパーにパクられた。しかし俺の仕事は終えている。俺は仲間内の全体チャットに既に書き込んだのだ。


見出しはこう。






《速報【トラッパー!2代目エリザベスは女の子!?トラッパーが自分の弟子に燃え尽きたお人形さんの名前をつけていた件】》




俺の情報端末を奪って勝利を確信していたトラッパーの膝が崩れた。


「早すぎる情報伝達…おいなんてことしてくれてんだサイン!」

「爆弾魔の他にロリコンを併発させてたとなぁ。トラッパーもまだ落ちる余地があったんだなへっへっへっ」

「誰がロリコンだコラ!ああっ!消せねぇじゃねぇかこれ!うおおおコメントがもう付いてやがる…」

「なんだ?どんなコメントだ?」

「ワクワクすんな!」


手遅れなのがわかったのか、トラッパーは俺の情報端末を地面を滑らせながら返してくれた。

手に取り見てみる。




【コメント】


鍵屋:そんな人だとは思ってもいませんでした。この人でなし!


ミツガレ:あんたに殺された人達がかわいそう


姉御:きしょ


ゴザル:俺が死にそうな時に何ふざけたことやってるでござるか!でも面白すぎて思わず戦闘中にコメントしちゃったでござる


ピエロ:あの天下のトラッパー様が人身売買に手を出したあげく、その買った子供に自分のお気に入りのお人形さんの名前を付けるとか本当にありえないと思います。僕はそんなつもりで売ったわけじゃないのに。思えば……以下略





最後にピエロの長文のお気持ちコメントが書かれている…ってかこいつ知ってただろ。この長文とか絶対に最初に書いといて誰かが書き込んだらコピペできるように保存してたな…アイツの高笑いが聞こえてくるぜ…


「何?また私の名前?私の名前ってなーんかここの人達に受けがいいのよね…なんでかしら」

「気にする必要はない。ただ、君は俺達の群れでは快く受け入れられた。そういうことだ」

「はぁ…(群れ?)」


で、そのトラッパーの弟子をちゃんと見ると…

ただの女の子だ。黒髪セミロングで体型も普通の10歳くらいの女の子…特にといった特徴は見当たらない。


「な、何よ…」


おっと、無言で見つめてたら今度は俺がロリコンになってしまう。


「トラッパーも見た目ただのチンピラだし、こういうところに、何かこう…罠が上手くなる才能みたいなのがあるのだろうか?いや、そうだと普通の人はみんな…ブツブツ」

「俺と弟子を見比べてアホなこと考えてんなバカサイン」

「バカは余計だ!」

「ふふ…アハハハハハッ。ほんっとうにヤミイチさんに買われて良かったよ私」

「面白いでしょぉ?ああ、ご飯が進みますねぇ」


ヤミイチとユイが俺達群れの中で最近流行ってる白米を俺とトラッパーを見ながら食べてる…何をおかずにしとるんじゃい!


…俺も腹減ってきたわ。


「俺も飯食うか」

「サイン〜、全体チャットに俺の弟子を晒した罪は飯で償え〜」

「イツボシシェルターの飯バッグに好きなだけ入れて持って帰っていいぞ」

「やっぱ俺達は友人だよな!!」

「ああ、友人だ友人」

「晒したって…だから何をされたのよ私…」

「気にすんなって、エリザはきっとここの人達の中で今話題の人なんだよ…ププッ…」

「ぼ、僕達もご飯食べようかルナ」

「いっぱい動いてお腹空いた」


俺達はそのまま飯を食べることにした。






「賞金兵器だらけって俺も知らんかったわ…あのワーム以来人間のとこも物騒になってきたもんだ」

「ホントだよな。俺もしばらく外出る時は本気装備にするわ」


俺とトラッパーはイツボシシェルターのハンバーク定食をもしゃもしゃ食べながら雑談をしている。


「ってかゴザルはまだ修行から帰ってきてなかったんだな。俺を弄るためだけに戦闘中にコメント返すって根性がねじ曲がってやがる」

「姉御の話だと前線を走ってるらしいぜ?」

「かぁー、終戦期から前線にいんだろ?よく生きてるよな」

「機械兵器側の陣営に加わって戦ってんだと。姉御がその【武者?】とやらに話を通したらしい」

「姉御ってマジで何者なんだ…つーことはアレか?ゴザルのやつ今だけ機械兵器が全部仲間になってるってことか…とんでもねぇぜ」

「ああ、正直羨ましいぞ…機械兵器の最前線武器が間近で安全に見放題だ」

「修行だからぜってー見てる暇ねぇって。サインはいつだって武器好きだよな。でも俺も最前線で使われてる罠が見てぇよ。1回奥に入りすぎて死にかけてから、もう行かないって決めたけどな」

「俺も最前線は見たことはあるけど、あの世界は死ぬことが前提だからな…」


…トラッパーと俺以外、会話してなくねぇか?

とふと思った。別にいいけどさ。







ヤミイチ(機械兵器の陣営に加えてもらえるってのは洒落にならないくらいヤバい話なんですけどねぇ…こんなとこで雑談で話していい内容じゃないでしょぉ…)


エリザ(今私聞いちゃいけない話を聞いてないかしら…こいつらのトップって何者?)


ユイ(ゴザルって人も絶対に面白いんだろうなぁ)


ウィルン(俺も早くユイさんと同じ事ができるように…)


アミュー&ルナ(ご飯うまぁー♪)






【その頃のゴザル】


ハハッ、相変わらずでござるなぁ…あいつら。

今日も楽しそうでごさる。拙者は情報端末をポケットに戻す。


「ゴサルさん!私が殿になります!だから…逃げてください」


美少女あんどろいど?の【コノハ】が拙者の逃げる時間を作るという。心配するのも無理はない。今拙者の前にいる敵は巨大な剣や金属のこん棒を持った狼男達だ。


少し前に戦ったが、力が強いし勘も鋭い。

その戦いでは左腕が千切れかけて焦ったでござる…そいつが5体か…


「拙者は逃げないでござるよ。コノハを犠牲にして生き残っても拙者の明日の飯が不味くなるだけでごさる」


拙者は前に出て刀を構える。武者に貰った刀は非常に頑丈で斬れ味も良く、エネルギーを込めれば間合いを伸ばすこともできる優れものだ。


そしていつ怪我をしても動けるように回復薬【紫】を点滴のように少しずつ投与する。体に非常に悪い行いだが、体の負荷を考えずに全力で動き続けることができるようになる裏技でござる。


「いざ尋常に!参る!」

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