第65話 ロボの楽しみ方
おれごんのロボの楽しみ方をご紹介します。
まず、小さなものは買いません。大きければ大きいほどよい。
大きいと丈夫、丈夫なのは美点です。使用したプラスチックの素材が同じなら、曲げに対する耐性は断面積に比例する。強いロボは壊れてはならないのです。
このため金属の使用率は高ければ高いほどよい。壊れにくいですからね。
変形や合体するロボは、差し替えが必要な商品を買いません。完全変形、完全合体こそ至高。
でも変形や合体をさせることは稀。基本素立ちで飾ります。古いものほど壊れる可能性があるのです。完璧な商品なんだぞと、胸を張って素立ちで飾ります。
おっかなびっくり変形させることもありますが、下手くそです。説明書と睨めっこしつつ、ここじゃない、どうやったらこのパーツがこの位置に? などと毎度悪戦苦闘しております。
もう少しユーザーフレンドリーにならないでしょうか。壊れやすいのも玉に瑕。
箱は即座に捨てます。
箱だけの保管はもはや無理、置き場所問題があるので。おれごんは巨大な屋敷に住んでおりませぬ。
これはという商品は2個買います。いつ何時壊れるかわかりませんからね。
壊れればもう二度と手に入らない商品が多い。買える場合でも定価の2倍なんてこともありますし。なにより、2個目は箱のまま保管するのに罪悪感がない。
うっかり者おれごんですから、誤って2個買うというケースも存在します……。
この場合はまあ、諦めるよりほかないです。本1冊程度なら傷は浅いですけど、超合金魂のような高額商品ですとダメージはまあまあありますよね。
整然と並ぶ箱を見てほくそ笑み。
居並ぶ偉丈夫を眺めてウットリ。
まあ、ある種の変態ですよね。




