【外付け倫理を】ん、悪魔化とかファンタジーやってるね【アップデート】
今日はブルアカの更新日なんだわ。本当は2話あげるつもりだったけど…1話で許して
ってかもう3話で収まらないの確定だな
推定幹部格を天音ちゃんが撃破してからしばらく……とうとう葵の元へたどり着けるという間際の下層8層まで来た。道中は……中層ボスは特に強化もなにもされていなかったので割愛。そして下層についてからは魔力の消費を抑えるために空間繋げるのをやめ地道に回り始めたその階層で。残念なことに巧妙に隠された転移陣を踏んだことで焦ったりという面もあったりはした。
ともかく。俺達は今新宿摩天楼の下層8層までやってきたわけだ。しかし。辿り着いた8層はそれまでとは少し、様相が違って見えた。具体的に何が違うのかというと言葉にできない違和感があるとしか言えないが。
「ん……なんか、違う」
「なんかってなんだよ親友?」
「分かります白狐さん。なにか……本当に何かが違うって感じなんですけど……」
「うへー⁉天音ちゃんまで言うのか?え、俺がおかしいのコレ。なぁ」
:なーにいってだ二人とも!なんも変わらへん。これまで通りやんな?
:うーん……確かになんか、違和感がある…ような…?
:なにもしかしてまた人間と半妖で区分けされてる?教団ってレイシストかなんかなの
***
8層探索をしてしばらく……俺たちは一つの部屋に入った。そこは…やれ研究資料?だの実験器具だのが置かれた部屋だった。そして、大量の倒れた白フード
「お、意外と早かったね~お兄さん。待ってたよ」
「ん、お前は……あー…………。誰だっけ」
「ありゃ?もしかして興味ない人間の事覚えてられない系の人?僕と一緒じゃん(笑)まぁまぁ。配信で堂々と流してるんだしお兄さんの場所くらい分かるよ(笑)」
:まぁ、そりゃそうだよな……
:普通こういう時って配信しないものだからな…
:あまりにも正論で草。トコロデ今正論必要ダッタカ?(豹変)
……マジでなんか見覚えがあるような…ないような……ダメだ。思い出せない。ご先祖……は今いないんだった。聞けねぇや。
「なぁ友人A。コイツ……あれ。反応ないんだけど」
「この部屋に入ってきた段階で細工させてもらったのさ。いわば彼らはお兄さんに対する人質だよ」
「人質」
「そそ」
:なんと卑怯な!
:俺らは平気なのか
:お前らに人質の価値があるとでも?
:ひでぇ言われ様だwだが反論できないね~
「というか個人的にはお兄さんの配信楽しく見させてもらってるしね僕。あ、安心していいよ?他の教団の連中は探索者嫌いだから探索者の配信とか見ないから。僕も別に報告する義務とかないしね。実験環境くれるからいるだけだし。」
「ん。じゃあ大人しく投降勧める。」
「それはごめんかなー。僕ってば天才だから誰かに飼い殺しにされるのイヤなんだよねー。教団はいいよー?実験費用もくれるし、倫理ブレーキかけなくていいし」
:倫理ブレーキて、まるで普段はブレーキがあるみたいな言い草じゃなァ?
:それ絶対外付けだゾ
こいつの技術力凄いし今回の件終わったら探協はコイツを全力で囲い込むべきだろ。多分、潤沢な金と外付け倫理ブレーキつければマジで日本に革命おこしてくれるよワンチャン。まぁ無理だろうけど。
「…そう。じゃあ檻の中で反省、ね。」
「それは無理だね。ぽちっとな。それじゃあ、僕はこれから実験結果観測に行かなきゃだし、それじゃあまた会おうねお兄さん。【帰還】……あれ。」
:な、何も起こらないぞ?
:この前は【帰還】で転移してたよな?何が……
:そういえば今、白狐さんってさ。カイちゃん憑依…しっぱなしでは?
人質を取られたので仕方がない。カイの憑依自体は解いてなかったし。もう既にこの空間の支配権、俺が握っている。亜空間に隔離済みだ。故に。俺を倒さない限りはこいつは逃げられない。
「どうして、【帰還】が発動しないのかなお兄さん?」
「知らない。スキルの不具合じゃないの」
「あははは。そんなわけないよね。はぁー、してやられたなぁ……」
どうやら何かしたのは事実のようだ。そこらに倒れていた信徒が起き上がったかと思えば急に体が膨張し、服は破け、角が生え……肌の色が肌色から紫色に変化した。まぁ……いわゆるおとぎ話の悪魔、だな。
:な、なんだ…⁉悪魔か⁉
:おいおいおい、やべぇよ。倫理ブレーキマジでないやんけ!
:ヤベェ!他の配信見てたけど、おんなじ悪魔が出没してる!しかもダンジョンの外に出ようとしてる!
「お兄さ~ん?人質は返すからさ~。僕を見逃してよ。それに……上に戻らないとマズいんじゃない?ね?ね?」
「そうかも」
「じゃあ僕を逃し…」
「理由がない」
確かに、コメントで他の場所でも悪魔が観測されたようだ。おそらく、さっき言っていた実験結果って
奴だろうな。で、俺を地上に誘導して儀式完遂?アホか
「大人しく捕まれ」
俺は空間を殴ることで亜空間に悪魔たちを追放した。二度と日の光を浴びることができなくなったな。これで少なくとも戦える駒はいなくなったわけだが。
「……まさか戦いどころか遊び相手程度にもならないなんてね。はぁ……僕、戦闘得意じゃないんだけどなッ!」
何かを投擲してきたかと思えば突然眩い光と轟音を伴って爆発した。なるほど。俺の目と耳を封じる作戦ね。理解できるけど、俺のリスナーならこんなもん効かないの分かるはず。どんな対策があるのかね。まぁ、この空間の支配者は今は俺だ。だからこの空間下においてはあるゆるものの動向とかが分かる。こっちにつっこんできている。と見せかけてそれはダミーか。相手は……奥の装置をいじってるな。
こっちに持ってくるか。手でこっちに引き寄せるジェスチャーをして博士クンを俺の手元に持ってくる。と同時にダミーの方を潰す。
「わぁ……体験してみるとあまりにもインチキすぎて笑うしかなくなってくるじゃん。……何しても無駄ってことかな。大人しく捕まるよ。ただし!施設の中でもお兄さんの配信は見られるように計らってね?」
@受付お姉さん:探協に技術提供するなら態度次第では便宜も計らうわよ。あくまでこちらに協力的なら、ね。
:飛躍的技術の進化、ねぇ……でもこの人倫理観危ないしころころしたほうが良くな~い?
@スノー城:うちで出資してもいいが。彼の技術には目を見張るものがあるし
「だ、そう。」
「わーお、雪城財閥からの出資?……それなら結構資金くれそうだよね。教団の比にならないくらーい。……じゃあいいよお兄さん。僕を捕まえなよ。ただ、もう既に悪魔になった信徒は止まらないけどねー?」
「それはやばいかも。けど。あんま探索者舐めない方が良い」
「えー?お兄さんが自分の仲間以外に当てにしてるのなんてSランク以上の連中でしょ。数が足りないよ」
それがそうでもない。少なくとも、俺の周りにいる連中は強い。それを俺は知っている。高校の同級生とか。
「後を楽しみにしとけ。お前は一時封印。亜空間からなら空間魔法でも脱出できない。違う?」
「え、ちょ……。ご、娯楽はあるよね?さすがになにもないと発狂しちゃうって!」
「なら、配信でも見とけば?亜空間からは俺の許可がないと出られないけど」
:ちびっこ倫理観ナシ博士が捕虜に加わりました!ってか?
:白狐さん…もしや俺らに期待して…?
:地上班!俺達で!悪魔を食い止めるんだ!白狐さんが!期待してくれているぞ!
:いやソレ絶対俺らじゃないw
:白狐さんはなんだかんだ言って俺らにツン率99%のツンデレなんだい!
いや、御使い共には期待してないが。ってか死にたいのかこいつら(困惑)




