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雨夜の方舟  作者: Clef
過去と未来

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50/57

決戦前日

私は明日に備えて家に帰っていた。「久しぶりね、光四郎。」「そうね。」私の家は地方なので被害を被る可能性は低い。というかLilithの予測上ありえない。「あれ、アイツらは?」「食料と物資を持ってきてるわ。」「オーケー、夕飯作ろうぜ」「良いわ。配信つけるわよ。」

「見てるやついる?」

配信コメント

ここにいるぞ

明日から攻撃はじまるらしいけど大丈夫?

「私はアイツらの迎撃に向かうから、今後出てこなかったり、連絡取れなかったりしたら、そういうことと思ってくれ。」

配信コメント

分かった

つまり、そう言うことか

「今日作っていくのはスズキのレモンハーブ焼き、クラムチャウダーだ。」「ご飯よりもパンが合うわよ。」「じゃあ始めるぞ!」「まずはスズキの鱗と内臓を処理していくわよ。」「クラムチャウダーは前にやったから説明なし。」私は具材を切ってアサリを酒蒸しにする。「身にレモンを入れる切り込みを入れて、レモンを輪切りにするわよ。」「お前ら、大丈夫か?」視聴者に問いかける。

配信コメント

地方だから大丈夫だ

東京だから、地方に疎開してるわ

「そうなのか、大変だな。」具材を鍋で炒める。「みんな生きるのに必死なのよ」ニンニクを潰し、魚の両面と腹に強めに塩と胡椒をして、オリーブオイルを塗る。

配信コメント

お前のほうが大変だろ

戦うんだろ、頑張ってくれ

「まあ、私も戦わなきゃいけないからな」「なんで?」腹に、レモンの上下とニンニク、タイム、ローズマリーを詰め込み、上身にレモンを差し込む。「いずれ本が出るだろうから、それを確認してくれ。作者は多分私じゃないけど。」アサリの酒蒸しを煮汁ごと鍋に入れ、コンソメを加えて塩胡椒で味を整える。「さらっと私のチャンネルで宣伝しないで。」「出演料も小遣いも貰ってないんだから別にいいだろ」「それは、そうかもしれないわね。で、この魚を230℃に予熱したオーブンで20分焼いていくわよ。」「急に解説に戻るな。温度差で風邪ひくぞ。」「じゃあ今回はここら辺で、」「完成写真はトゥイッターに上げとくぜ。」「今はZね。」「やかましいわ!」「それじゃ、」「「バイバーイ」」

「光四郎、お前ここにいるんだろ?」父さんに言われるが、「私は戦うよ。」「なんで?」妹に言われたので私は以前沙希達に話したことを、伝える。「……とまぁこう言う訳だ。」私は渇いた喉をぶどうジュースで癒す。「あなたにはそんなことがあったのね」母さんが言う。「なんでずっと孤児なの?」妹に言われたので、「コンプレックス責めるのはやめろ」私は目を伏せる。「まぁ、なんだその、頑張れよ」「絶対に生きて帰ってきてね」「勿論だ!」私は胸を叩く。

「明日から決戦がはじまるわね。」「戦場に行く人いる?」

配信コメント

友人が行くよ

行かないけど、今東北に移住してる

「みんな、大変だな」私は限度額までスパチャをする。「明日、戦場に赴くんでエール送ってください。」

配信コメント

お前、高校生じゃなかったけ。

少年兵?

「そのコメントは酷くない?」「雨夜さんね、あなたのお陰で私たちは生きられる。頑張ってね。」「5日後にまた配信するから、また会いましょ。」「ありがとう。ククミス、アングーリ」私は明日に備えて寝る。

ククミスとアングーリはコンビのウリ科キュウリ属のつる性一年草系空想架空擬似動画投稿者です。

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