未来の話
私は未来について語り出す。「私の提案する方法は、対話だ。」「いや、それは無理でしょ。」「対話は意味をなさないとか言ってなかったけ?」陽菜と宮坂は否定する。「とりあえず、最後まで聞け。」「何も最初から対話をするわけじゃない。最終段階でやるんだよ。」「えっと、つまりどういうこと?」「最後まで聞けって言ってるだろ。」「まず、あの人形がどれだけ来るかは分からない。Lilithの予測によると第一波は地球の全戦力の約10倍だそうだ。」「なんとかなりそうじゃね?」宮坂が言う。「あくまでも、これは第一波の予想数だ。それ以上の戦力が第二波、三波が来たら話にならない。」「それはそうね。」「ちなみに私が本気を出して60世紀の科学技術をフル稼働させたところで世界全体を守れるのは第一波予想数の2倍が限界だ。つまり、武力でどうにかするのは不可能ってことだ。」「まあ、あなたで無理なら無理なんでしょうね。」「私の考えたシナリオはこうだ。先ずはあのロボットの第一波を迎え撃つ。」「武力は無理なんじゃないの?」「武力だけじゃ無理なだけだ。」「迎え撃つ過程で人類の希望を神々に見せつけ、対話の場を作る。」「そこら辺の交渉は私達にまかせて。」月華が胸を叩く。「そしたら、私が天界に行って神々との対話を行う。単純だろ。」「さすがに厳しくない?」「だから、ロビー活動をする。陽菜、お前は親とか親戚辺りに言ってくれ。影響力強いだろ。」「それは、元々やるつもりだったし問題無いわ。」「で、お前らなんか出来ることある?」「俺父親外交官」「マジで、最高じゃん」「沙希は……私の訓練に手伝ってくれ。」「分かったわ。」「月華は、義母さんと説得の準備しといてくれ。」「分かったわ、光四郎。絶対に無茶はしないでね。」「あぁ!」その後、陽菜のおかげでトントン拍子で話が進み国連でも議題に上がった。当初は大国が賛成しない可能性があったが、ミーシティが武力介入によって各国の軍隊に損害を与えていたため、手を結ぶしかないとして、可決された。




