結崎との戦い
学園祭の模範演舞、30分前になった。「あぁ、緊張するな。」水を飲みつつ、天井を眺める。「入って良いですよ。」ノック音がしたので、ドアを開ける。「あなたが雨夜光四郎ね。」ドアを開けた先には、美麗な淑女がいた。「えっと、誰ですか?」「結崎陽菜の母親ですよ。」私の質問に淑女が答える。「陽菜はそろそろ、家に帰らなきゃならないんですよ。」「そんな!」私は驚く。「だから、賭けを申し込みにきました。」「どんな内容なんですか?」「これの勝敗ですよ。あなたが勝ったら、あの子はそのまま、あなたが負ければあの子は連れ帰る。簡単でしょう。」「わかりました、やってやりますよ。」「期待してますよ。」淑女は微笑みながら部屋から出ていく。「アイツのためにも、勝たなきゃな。」私は更にやる気を燃やす。
「さぁ、始まりました。学園祭模範演舞。今回の出場者は、今年の体育祭二年生優勝班のメンバーです。」「この白く見目麗しい女性が結崎陽菜、能力は風を起こすことです。」結崎は、金色の剣を持っていて、白いローブをつけ、鎧らしきものを纏っている。「対するは、雨夜光四郎。能力は、物を出し入れすることです。」これ、私の特徴なくて、結崎から始めただろ。「それでは、体育祭模範演舞はじめ!!」「行くわよ」結崎が剣を構えて、突撃してくる。「甘いな」体を捻って回避しつつ、背中に銃撃を入れる。「そっちがね」結崎は銃弾を風で弾く。「これならどうだ?」銃を撃つが、結崎はバク宙で回避する。「はぁっ!」結崎が剣を振るうが、「やるじゃねぇか!」剣をハンドガンで受け止める。私は蹴りを入れるが結崎は距離を取る。「そんなんあるんなら、とっとと使っとけよ」「使わせてくれなかったのよ。武器に頼ると隙が生まれるとかで」「同意見だな。武器が無ければ戦えない奴に武器を使う資格はねぇ」私はフラッシュをたき、アンカーを投擲する。「その程度、」結崎は避けるが「どの程度だって!?」私は上からメイスで奇襲する。結崎は剣で受け止めるが、横からナイフが飛んでくる。「こんな物!」結崎は突風を引き起こし私は吹き飛ばされる。「やっぱ、剣破壊しねぇとダメだな、コレ。」ローションをぶん投げ、結崎の足元から摩擦を消失させる。「どうだ!」結崎は飛んで回避する。「ダメか」ナイフを投げるが弾かれる。「しゃあない、多少本気出さねぇとだめだ」




