三者面談
今日から、三者面談が始まった。
「来ないなー母さん。」「あなたが早いんですよ、
まだ、時間じゃありませんし。」「そうですか。」先生の話を聞き流しつつ、廊下を見ると母さんが来ていた。「失礼します。」「どうぞ、座ってください。」母さんは席に座る。「息子さんからは、学校のことについて何かお聞きしてますでしょうか?」「そうですね。長期休み以外は月に一回程しか帰って来ませんけど、帰ってきた時はしっかり話してくれますね。」「そうですか、では何かお聞きしたいことはありますでしょうか?」「息子からは、学校での事について話されるんですけど、交友関係については話してくれないんですよね。沙希ちゃんとは仲良くしていると聞いていますし、長女には話していて、大丈夫だと聞いているんですが、」「そうですね、同じ班のメンバーとは仲が良いですね。基本的には、誰とでも仲が良いと思います。」「そうなんですか、ありがとうございます。」「しかし、素行が悪いという程では無いんですが、」「この子は元々、いろんなことに首を突っ込んでは怪我をするので。」「酷いな。飯田千草を倒したのは私なんだから、首を突っ込んだ甲斐があっただろ。」「それは、そうですけど…」「何にせよ、無茶しないなら、今のままでも良いわよ。」「ありがとう母さん」「良いのよ、それで人を助けられるなら。」「ちょっとトイレ行って良いですか?」「どうぞ。」私はトイレに行く。「彼、あのままにして良いんですか?確かに彼は強い。それでも、いつか危険なことになると思いますが…」「それぐらい見極め、あの子は出来ますよ。それに、」「それに?」「あの子は自己肯定感と言いますか、今はマシになってますけど一時期はかなり低かったんですよ。」「そうなんですか、」「だから、基本的にはあの子に任せようと夫と決めているんです。生きる目的を見つけられるようにと。」「そうなんですね。」「そろそろ、終わりですか?」帰ってきた私が先生に聞く。「最後に一つ、二週間後に学園祭があるんですがそこで模範演舞として、雨夜さんが出るので良かったら来てください。それでは。」先生は母さんにパンフレットを渡す「はい、それでは。」「バーイ」私は寮に、母さんは家に帰る。
「さぁて、結崎にきく攻撃、ないかなー」沙希と宮坂と共に作戦会議をする。「とりあえず、あの高速移動からの攻撃をどうにかしないことには、どうしようもなくない?」「そんなものは避けるか、盾で受ければいいんだよ。」「出来るわけねぇだろと言いたいけど、正直出来そうな気しかない。」「あとは、どうやって攻撃入れるかでしょ」「動きを読んでの偏差射撃か、カウンターでいいだろ。」「何も言えない。」「これで終わりね。」「そうだな。」
「陽菜?」「なんでしょうか、お母様。」私は母親に問いかける。「学園祭の模範演舞、勝てなかったら家に帰って来なさい。」「分かりました。」「楽しみにしてるわよ、雨夜光四郎。」




