私と飯田とヘレナ
「なんで、ここに?」ヘレナが疑問を口にする。「光四郎が連れてきてくれたんだ。」「あなたが、本当にありがとう。」「どういたしまして、じゃあ気が済んだら読んでくれ。」そう言って部屋を出る。「じゃあ、彼らの気が済むまでお茶でもしましょうか。」「そうね。」私たちはミルクティーを飲み、柘榴のタルトを食べる。「これ、美味いな。」「腕に撚りをかけて、作ったからね。」「ありがとう。」「喜んでくれて、嬉しいわ。」「肩書きとのギャップが凄いな。」「あなたにとってはただの義姉さんでしょ。」「まぁ、そうだな。私にとっては自慢の義姉だよ」
「あなた、あの能力を使おうとしたのね」「あぁ、俺はお前がいない世界に耐えられなかった」「あなたには生きて欲しかった。でも、あの言葉は呪いになったのかもね。」「いや、あれは少なくとも私の生きる目的にはなった。それだけで十分だよ。」ヘレナの抱きつく力が強くなる。「俺は人を殺した。その罪は償わなきゃならない。」「大丈夫よ、世界には地獄も天国も無い。あなたがここに来るその時まで、私はずっと待ってるわ。」「ありがとう。」「でも、これだけは言わせて。」「何?」「生きて」「分かってるよ。」
「じゃあ、行くぞ飯田」「あぁ」「光四郎、またね」「バイバイ!」私たちはBEYONDを使い現世に帰る。「これから、どうする?」「とりあえず、自首だな。」「頑張れよ、というかお前の協力者たちはどうすんだ?」「アイツらは私がいなければどうしようもないからな、諦めてくれるだろ。」「じゃあ、警察呼んどくわ。」「俺が呼ぶから大丈夫だ。」「そうか」私は西野の元へ行く。「西野ー助けに来たぞ。」私は西野の縄をとく。「彼はどうなったの?」「洗礼を受けたよ、アイツは本物の聖女なのかもな。」「それって、いやでも彼女は死んだんじゃ?」「それは、企業秘密だ。」「教えるきは無いと、」「そういうことだ。」「私も叔父の贖罪しないといけないから、一週間後には日本を去るわ。」「どこ行くの?」「まずは、ヘレナ・セントルイスの墓参りに行ってその後に現地の復興支援に参加する予定よ。あなたも来る?」「私は行かないけど、頑張れよ」「もちろんよ」
その後、飯田には死刑判決がくだり来年には執行される予定だ。
西野は、中東で復興支援をしているらしく、定期的に手紙が届く。能力が地雷除去や、住居作成に大活躍しているらしい。
なんにせよ、アイツらはそれぞれの未来へと進めたようだ。「私も頑張らないとな。平和な世界、それを実現しなきゃならない。」例え、それが茨の道でも進み続ける。それがミーシティと飯田を否定した私の責任だからだ。
これにて、ハンター編完結となります。あの2人に関しては今後も出番があるかも知れませんよ。




